総力で戦う“08ジャパン”、モンゴルに7-0圧勝でU17アジア杯出場に王手!! 首位でカタールとの頂上決戦へ
[10.25 U17アジア杯予選第2節 日本 7-0 モンゴル ドーハ]
U-16日本代表は25日、AFC U17アジアカップ予選第2戦でU-16モンゴル代表と対戦し、7-0で勝利した。戦績を勝ち点6の得失点差+14とし、同じく2連勝で得失点差+7のカタールを上回って首位をキープ。27日の最終第3節・カタール戦で引き分け以上に持ち込めば、来年のAFC U17アジア杯本大会への出場が決まる。
元日本代表MFの廣山望監督が率いるU-16日本代表は、2008年以降に生まれた選手で編成された“08ジャパン”。来年秋のU-17ワールドカップ出場を目指す中、まずは来年夏のAFC U-17アジア杯への出場権を獲得すべく、“アジア1次予選”という位置付けの今大会に臨んでいる。
大会前に廣山監督が「中1日ということを考えても、(U-16という)年代を考えても、全員を起用していきたい」と語っていたとおり、この第2戦では23日の初戦ネパール戦(○9-2)からMF瀬口大翔(神戸U-18)を除く先発10人を入れ替えて臨んだ。
引き続き4-2-3-1のシステムを採用。GKはエジケ唯吹ヴィンセントジュニア(鳥栖U-18)、4バックは左からDF山中優輝(横浜FMユース)、DF藤田明日翔(川崎F U-18)、DF横井佑弥(G大阪ユース)、DF田中遥大(FC東京U-18)といったフレッシュな守備陣が起用された。ダブルボランチはMF福岡勇和(鹿島ユース)とMF今井宏亮(東京Vユース)が組み、2列目は左から瀬口、FW川端彪英(神戸U-18)、MF針生涼太(清水ユース)。1トップはFW葛西夢吹(湘南U-18)が務めた。
第1戦はナイトゲームながら「思っていた以上の暑さ」(廣山監督)を感じる気候だったが、この第2戦はピッチに涼風が吹く快適なコンディション。日本は巧みに顔を出す川端を起点にしつつ、中央からサイドへ開く攻撃を中心に序盤から攻勢を続ける流れとなった。
開始1分に山中のクロスから葛西がヘッドで狙い、4分には川端を起点に針生のクロスから再び葛西がヒールシュートを狙う。いずれも得点にはならなかったが、続く10分だった。今度は葛西が相手と競り合ってこぼれ球を誘うと、川端がミドルレンジから右足シュートを沈め、1-0と日本が先制に成功する。
その後も日本が攻め続ける流れとなったものの、モンゴルの体を張った守りもあり、なかなかゴールは奪えない。しかし42分、ペナルティエリア内で葛西がヘッドで繋いだボールをモンゴルの選手が処理しきれず、そのままゴールイン。オウンゴールで日本の2点目が生まれた。
日本は44分にDFのパスミスからモンゴルFWナランバヤール・ナンディンエリデネに決定的なチャンスを与える場面があったものの、ここは相手のシュートミスに救われて前半は無失点。2-0のスコアでハーフタイムを迎えた。
ハーフタイムにエンジンをかけ直した日本は、後半開始早々の2分に左サイドの山中のクロスから川端が決めて、追加点。さらに11分には葛西が鋭い仕掛けからの左足シュートを突き刺した。29分には負傷した葛西に代わって投入されたFW浅田大翔(横浜FMユース)が針生のクロスから5点目を奪い取る。
そして39分には同じく交代出場のFW谷大地(鳥栖U-18)が追加点を奪えば、43分には再び浅田がゴールを突き刺し、7-0。「このチームにはFWが点にこだわる習慣がある」と言う廣山監督の言葉どおり、激しいポジション争いを繰り広げるFW陣が、この日もゴールラッシュを記録してみせた。
日本は7-0で完勝。2連勝で現地時間27日に行われるカタールとの最終戦を迎えることとなった。
(取材・文 川端暁彦)
●AFC U17アジアカップ2025予選特集
U-16日本代表は25日、AFC U17アジアカップ予選第2戦でU-16モンゴル代表と対戦し、7-0で勝利した。戦績を勝ち点6の得失点差+14とし、同じく2連勝で得失点差+7のカタールを上回って首位をキープ。27日の最終第3節・カタール戦で引き分け以上に持ち込めば、来年のAFC U17アジア杯本大会への出場が決まる。
元日本代表MFの廣山望監督が率いるU-16日本代表は、2008年以降に生まれた選手で編成された“08ジャパン”。来年秋のU-17ワールドカップ出場を目指す中、まずは来年夏のAFC U-17アジア杯への出場権を獲得すべく、“アジア1次予選”という位置付けの今大会に臨んでいる。
大会前に廣山監督が「中1日ということを考えても、(U-16という)年代を考えても、全員を起用していきたい」と語っていたとおり、この第2戦では23日の初戦ネパール戦(○9-2)からMF瀬口大翔(神戸U-18)を除く先発10人を入れ替えて臨んだ。
引き続き4-2-3-1のシステムを採用。GKはエジケ唯吹ヴィンセントジュニア(鳥栖U-18)、4バックは左からDF山中優輝(横浜FMユース)、DF藤田明日翔(川崎F U-18)、DF横井佑弥(G大阪ユース)、DF田中遥大(FC東京U-18)といったフレッシュな守備陣が起用された。ダブルボランチはMF福岡勇和(鹿島ユース)とMF今井宏亮(東京Vユース)が組み、2列目は左から瀬口、FW川端彪英(神戸U-18)、MF針生涼太(清水ユース)。1トップはFW葛西夢吹(湘南U-18)が務めた。
第1戦はナイトゲームながら「思っていた以上の暑さ」(廣山監督)を感じる気候だったが、この第2戦はピッチに涼風が吹く快適なコンディション。日本は巧みに顔を出す川端を起点にしつつ、中央からサイドへ開く攻撃を中心に序盤から攻勢を続ける流れとなった。
開始1分に山中のクロスから葛西がヘッドで狙い、4分には川端を起点に針生のクロスから再び葛西がヒールシュートを狙う。いずれも得点にはならなかったが、続く10分だった。今度は葛西が相手と競り合ってこぼれ球を誘うと、川端がミドルレンジから右足シュートを沈め、1-0と日本が先制に成功する。
その後も日本が攻め続ける流れとなったものの、モンゴルの体を張った守りもあり、なかなかゴールは奪えない。しかし42分、ペナルティエリア内で葛西がヘッドで繋いだボールをモンゴルの選手が処理しきれず、そのままゴールイン。オウンゴールで日本の2点目が生まれた。
日本は44分にDFのパスミスからモンゴルFWナランバヤール・ナンディンエリデネに決定的なチャンスを与える場面があったものの、ここは相手のシュートミスに救われて前半は無失点。2-0のスコアでハーフタイムを迎えた。
ハーフタイムにエンジンをかけ直した日本は、後半開始早々の2分に左サイドの山中のクロスから川端が決めて、追加点。さらに11分には葛西が鋭い仕掛けからの左足シュートを突き刺した。29分には負傷した葛西に代わって投入されたFW浅田大翔(横浜FMユース)が針生のクロスから5点目を奪い取る。
そして39分には同じく交代出場のFW谷大地(鳥栖U-18)が追加点を奪えば、43分には再び浅田がゴールを突き刺し、7-0。「このチームにはFWが点にこだわる習慣がある」と言う廣山監督の言葉どおり、激しいポジション争いを繰り広げるFW陣が、この日もゴールラッシュを記録してみせた。
日本は7-0で完勝。2連勝で現地時間27日に行われるカタールとの最終戦を迎えることとなった。
(取材・文 川端暁彦)
●AFC U17アジアカップ2025予選特集