選手権後はサウサンプトンに合流していたFW高岡伶颯、飛躍続ける18歳FWディブリングからも刺激「目の前におったら燃える」

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得点ランキング2位の4ゴールを挙げながらも、2回戦敗退という悔しい結末に終わった全国高校サッカー選手権から約1か月。U-20日本代表FW高岡伶颯(日章学園高→サウサンプトン)はイングランドでの練習参加を経て、さらにパワーアップした姿で表舞台に帰ってくる。
AFC U20アジア杯に向けた合宿初日。実戦から長らく離れていた高岡だが、8対8のミニゲームでは群を抜く動きの良さを見せていた。「良い選手が集まる中でやれるので、多少最初はいいやと思っていたら出遅れてしまう。しっかり調整してきて、いい形で入れたと思う」。U-20W杯出場権獲得に向け、大きなモチベーションを全身で表現した。
高岡によると全国高校選手権の敗退後、18歳の誕生日を迎える3月に本契約がスタートするサウサンプトンの練習に参加。プレーしたチームのカテゴリは明かさなかったが、「本当に良いチームで1か月ほどやらせてもらった」と充実の日々を過ごしていたという。
“内定先”では同世代からの大きな刺激も受けていた。サウサンプトンのトップチームでは現在、18歳のFWタイラー・ディブリングが絶対的なアタッカーとして君臨しており、昇格初年度のプレミアリーグで17試合2得点を記録。高岡にとっては一つ年上だが、世代別代表では同じU-20カテゴリに該当するトップ選手だ。


「目の前におったら燃えるっすよね。ロッカールームで見かけることも多くて、パッと見たら『こいつが行くんか』って感じですけど、プレーを見たら『このスタイルでこの筋肉量は凄まじいな』と。自分もしっかり焦らずにやっていこうと思っていて、でも焦らずにですけど、心は燃えてやっていこうと思っています」(高岡)
そんな存在を間近に見つめる高岡にとって、このU20アジア杯は次回大会の出場資格も持つ“飛び級”参加となるが、「世界を見ればA代表に入っている選手もいるし、この年齢だからというのは関係ない」ときっぱり。「自分のプレーが今はU-20という評価だけど、その先にA代表という目標もあるので、もっと上に行けるようにするためにもっと自分が頑張って、まずはこのU-20で結果を残したい」と結果を残していく構えだ。
目標とするのは個人成績とチーム成績の両立。「得点王は狙っている。でもU-17W杯の時も言ったけど、“チームが勝ってこその自分”ということで日章学園でもやってきた。関わってくれた人に感謝して、その人たちのぶんまで日本のために全力を注ぎたい」。衝撃的な4ゴールで世界に爪痕を残した2023年のU-17W杯に続き、世界を再び驚かせる準備はできている。
(取材・文 竹内達也)
●AFC U20アジアカップ2025特集
AFC U20アジア杯に向けた合宿初日。実戦から長らく離れていた高岡だが、8対8のミニゲームでは群を抜く動きの良さを見せていた。「良い選手が集まる中でやれるので、多少最初はいいやと思っていたら出遅れてしまう。しっかり調整してきて、いい形で入れたと思う」。U-20W杯出場権獲得に向け、大きなモチベーションを全身で表現した。
高岡によると全国高校選手権の敗退後、18歳の誕生日を迎える3月に本契約がスタートするサウサンプトンの練習に参加。プレーしたチームのカテゴリは明かさなかったが、「本当に良いチームで1か月ほどやらせてもらった」と充実の日々を過ごしていたという。
“内定先”では同世代からの大きな刺激も受けていた。サウサンプトンのトップチームでは現在、18歳のFWタイラー・ディブリングが絶対的なアタッカーとして君臨しており、昇格初年度のプレミアリーグで17試合2得点を記録。高岡にとっては一つ年上だが、世代別代表では同じU-20カテゴリに該当するトップ選手だ。


FWタイラー・ディブリング(写真右)
「目の前におったら燃えるっすよね。ロッカールームで見かけることも多くて、パッと見たら『こいつが行くんか』って感じですけど、プレーを見たら『このスタイルでこの筋肉量は凄まじいな』と。自分もしっかり焦らずにやっていこうと思っていて、でも焦らずにですけど、心は燃えてやっていこうと思っています」(高岡)
そんな存在を間近に見つめる高岡にとって、このU20アジア杯は次回大会の出場資格も持つ“飛び級”参加となるが、「世界を見ればA代表に入っている選手もいるし、この年齢だからというのは関係ない」ときっぱり。「自分のプレーが今はU-20という評価だけど、その先にA代表という目標もあるので、もっと上に行けるようにするためにもっと自分が頑張って、まずはこのU-20で結果を残したい」と結果を残していく構えだ。
目標とするのは個人成績とチーム成績の両立。「得点王は狙っている。でもU-17W杯の時も言ったけど、“チームが勝ってこその自分”ということで日章学園でもやってきた。関わってくれた人に感謝して、その人たちのぶんまで日本のために全力を注ぎたい」。衝撃的な4ゴールで世界に爪痕を残した2023年のU-17W杯に続き、世界を再び驚かせる準備はできている。
(取材・文 竹内達也)
●AFC U20アジアカップ2025特集