苦戦の要因は相手以上に「自分たちの問題」U-20日本代表キャプテンDF市原吏音「2失点とも自分らのミス」
[2.17 U20アジア杯GL第2戦 U-20日本 2-2 U-20シリア 深セン]
自分たちのミスで苦戦を招いてしまった。U-20日本代表は前半10分の失点からシリアを追いかける展開が続いた。キャプテンのDF市原吏音(大宮)は「相手のことはリスペクトしているが、この試合は自分たちの問題」と苦戦のベクトルを自らに向ける。「シリアも走って戦っていて、リスペクトはしなくてはいけないけど、2失点とも自分らのミス」と語った。
想定内にしていた相手の武器を食らった。「自分たちが押し込む時間が長くなったなかでのカウンターでやられてしまった」(市原)。前半10分、シリアに中盤のFKをクイックリスタートで始められると、一気に速攻を受けて先制を許した。市原は「自分たちのイージーなミスからカウンターを受けた」と反省。FKを与えたのは市原自身でもあり、「自分が高い位置でファウルして、簡単にボールを相手に渡してしまった」と悔しさを噛み締めた。
ただ、市原のみに原因があるわけではなく、少しずつ生じた守備陣のズレが結果的に1失点目となった。「そういうコミュニケーションのところも、細かいところだとは思うけど、そういう細かいところが勝敗を大きく分けることが改めてわかった」。経験豊富な19歳は頭では理解していたものの、国際舞台の厳しさを身をもって体感することになった。
前半24分にMF大関友翔のゴールで一度は追いついたが、33分には再び相手に与えたFKから2失点目。後半40分のFW高岡伶颯のゴールで辛くも追いつき、日本は勝ち点1を手にした。
グループリーグ突破を懸け、20日の第3戦・韓国戦に臨むことになる。市原は「この勝ち点1は次の試合結果でどっちに転ぶか変わる。この勝ち点1がいい意味になってよかったと思えるように、韓国戦に向けていい準備をしたい」と決意を新た。苦戦を今後の糧にして、中2日でやってくる決戦に目を向けた。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U20アジアカップ2025特集
自分たちのミスで苦戦を招いてしまった。U-20日本代表は前半10分の失点からシリアを追いかける展開が続いた。キャプテンのDF市原吏音(大宮)は「相手のことはリスペクトしているが、この試合は自分たちの問題」と苦戦のベクトルを自らに向ける。「シリアも走って戦っていて、リスペクトはしなくてはいけないけど、2失点とも自分らのミス」と語った。
想定内にしていた相手の武器を食らった。「自分たちが押し込む時間が長くなったなかでのカウンターでやられてしまった」(市原)。前半10分、シリアに中盤のFKをクイックリスタートで始められると、一気に速攻を受けて先制を許した。市原は「自分たちのイージーなミスからカウンターを受けた」と反省。FKを与えたのは市原自身でもあり、「自分が高い位置でファウルして、簡単にボールを相手に渡してしまった」と悔しさを噛み締めた。
ただ、市原のみに原因があるわけではなく、少しずつ生じた守備陣のズレが結果的に1失点目となった。「そういうコミュニケーションのところも、細かいところだとは思うけど、そういう細かいところが勝敗を大きく分けることが改めてわかった」。経験豊富な19歳は頭では理解していたものの、国際舞台の厳しさを身をもって体感することになった。
前半24分にMF大関友翔のゴールで一度は追いついたが、33分には再び相手に与えたFKから2失点目。後半40分のFW高岡伶颯のゴールで辛くも追いつき、日本は勝ち点1を手にした。
グループリーグ突破を懸け、20日の第3戦・韓国戦に臨むことになる。市原は「この勝ち点1は次の試合結果でどっちに転ぶか変わる。この勝ち点1がいい意味になってよかったと思えるように、韓国戦に向けていい準備をしたい」と決意を新た。苦戦を今後の糧にして、中2日でやってくる決戦に目を向けた。
(取材・文 石川祐介)
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