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京都発パリ五輪メンバーからのエールに「自分も追いつかないと」、国際舞台の刺激楽しむU-20日本代表DF喜多壱也

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DF喜多壱也

 常に明るく、仲間とともにアジアの舞台で戦いを続けている。U-20日本代表DF喜多壱也(京都)は18日のトレーニングに参加。前日のシリア戦でフル出場したほかのメンバーはホテルでの調整をしていたが、「1本しか試合に出てへんというのもある。完全に休むことも大事だけど、京都で動くことに慣れちゃっているので、いつもと一緒のことをしたいと思った」と練習場でリカバリーメニューをこなした。

 この日は深セン日本人学校の中学生が練習場に訪れた。チームは練習終了後にはサイン会や写真撮影に応じ、喜多も「楽しかったです。やっぱり応援されているんだなと感じるし、そういう人たちのために頑張らなあかんなと思う」と決意を新た。「自分もけっこう明るいほうだけど、明るく来てくれはったので、すごく親しみやすかった。すごく元気をもらえた」と笑顔で振り返った。

 オフのときは笑顔を絶やさない。代表経験の浅い選手にも積極的に話しかける様子が目立つ。日本語の勉強を続けるMFニック・シュミットからも懐かれており、「もう舐められてるけど(笑)。全然そっちのほうがうれしい。そういう関係になれたらいいなと思っている」とチームの輪を重んじている。

「自分が初めて代表に入ったときは、なかなか喋られへんかったタイプやったので、そういう選手の気持ちもわかる。チームとしてもみんなが喋れたほうがいいと思うし、そういう役としても自分は向いているのかなと。初めての子は緊張している感じもして、ちょっとほぐせたらというか、喋る相手がいたら変わると思うので」(喜多)

 練習に入ると、真剣モードのスイッチが入る。開始前にはジュニアユースの頃から毎日続けているという動体視力トレーニングを実施。「空間認知だったり、間接視野で動いている選手が見えたりする部分もあって、CBはそういうのが必要になる」。フィールドプレーヤーの中で最も高身長の喜多は17日、AFC U20アジアカップのグループリーグ第2戦・シリア戦(△2-2)でも最終ラインでCBを務めた。

動体視力トレーニングを行うDF喜多壱也

 警戒していたシリアのカウンター攻撃、セットプレーで2失点を喫した。喜多は「2つとも自分たちのミスだった」と省みる。早い時間帯の失点から大関友翔のゴールで一度は追いつくも、初戦を落として後がないシリアの猛攻で2失点目。終盤に高岡伶颯の同点ゴールで勝ち点1を奪取したが、他国代表選手の気迫を思い知った。

「こういうのが(U-20W杯の)アジア最終予選。自分は一回もそういう世界的な大会を経験したことがない代だったので、改めて感じることができた」。アジアの厳しさを痛感した喜多はグループリーグ突破を懸けた20日の第3戦に視線を送る。「次の韓国戦で全部決まる。この勝ち点1がよかったと思えるように次やっていくしかない」と力を込めた。

 代表戦にヒリヒリしながらも「楽しいっす」と充実の日々を過ごしている。一方、京都での昨シーズンはカップ戦には出場したものの、リーグ戦には出場できず。「日ごろチームで出れていないこともあって、出なあかんと感じている。やっぱり出れたら楽しい」。京都から日の丸を背負った選手たちからは背中を押された。MF川崎颯太や京都出身のMF山田楓喜(ナシオナル/ポルトガル1部)といったパリ五輪メンバーから受けた影響も大きいという。

「楓喜くんもお前ちゃんと頑張れよと、そこで結果を残さないとと言ってくれた。今はポルトガルにいるけど、帰ったらメシ行こうやみたいに言ってくれている」。京都キャプテンの川崎からはも今大会に向けたエールをもらった。「颯太くんも厳しい戦いになると。簡単じゃないけど全部勝ってこいよ、帰ったらうまいもん食べに行こうと言ってくれた」。京都を代表する選手となった2人から刺激を受け、「自分も追いつかないとあかんなと思う」と奮闘を誓った。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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