U-20日本代表がGL2位通過、神田奏真が今大会初弾も後半ATに失点…韓国とドロー、U-20W杯出場に王手
[2.20 U20アジア杯GL第3戦 U-20日本 1-1 U-20韓国 深セン]
U-20日本代表は20日、AFC U20アジアカップのグループリーグ第3戦でU-20韓国代表と対戦し、1-1で引き分けた。前半28分にFW神田奏真が今大会初ゴール。だが、後半アディショナルタイムに失点した。1勝2分でグループ2位の日本は準々決勝進出が確定。23日の準々決勝ではイランと対戦し、勝てば4大会連続12度目のU-20ワールドカップ出場が決まる。
2試合を終えて1勝1分で2位に位置する日本は、引き分け以上でグループ突破が決まる。第2戦から先発を4人変え、DF梅木怜、MF石井久継、MF中川育が初戦以来のスタメン。FW神田奏真が今大会初の先発入りとなった。4-2-3-1の布陣で、GKは荒木琉偉、4バックは左からDF高橋仁胡、DF喜多壱也、梅木。2ボランチは3試合連続でMF小倉幸成とMF大関友翔。サイドハーフは左が石井、右が中川。トップ下気味にMF佐藤龍之介、1トップに神田が入った。
すでに突破を決めている韓国は、第2戦・タイ戦(○4-1)から先発を8人変えてきた。日本は序盤から冷静に試合を運び、セットプレーから3度チャンスを作った。前半10分ごろから中盤で試合が落ち着くと、韓国に守備陣の裏を突かれる。前半20分にはロングボールからFWハ・ジョンウに突破を許し、PA左からシュートを打たれた。しかし市原がコースを狭め、ゴール前で待ち構えた荒木が冷静にセーブした。
前半26分、日本が決定機を作る。左サイドから攻め立て、高橋、佐藤とつないだボールを石井が収めてPA左でカットイン。マイナス方向に戻したボールを、PA手前から小倉が左足ダイレクトシュートで合わせると、山なりの弾道はゴール枠内へ。しかしGKキム・ミンスに枠外へとはじかれた。
日本は前半28分に均衡を破る。右サイドから小倉、高橋とつないだボールを、石井が左サイドから右足でクロス。ゴール前でバウンドしたボールはGKキム・ミンスにはじかれるが、眼前に詰めた神田が体で押し込み、待望の先制ゴールを挙げた。
前半38分には再び日本のチャンス。中盤に下りた神田が体を張ってボールを落とし、佐藤が右サイドに運ぶ。中川がカットインから左足で浮き球パス。PA左に走り込んだ高橋が左足ダイレクトで折り返すも、石井にはわずかに合わなかった。
逆に前半39分には韓国に決定機を作られる。MFカン・ジュヒョクに右サイドから突破を図られ、クロスを上げられると、ゴール前でFWハ・ジョンウにヘディングシュートを打たれた。GK荒木が鋭い反応でボールをゴール上にはじき飛ばし、ピンチを切り抜けた。
そのまま1-0で日本が後半に折り返す。韓国はハーフタイムにGKキム・ミンスに代え、GKホン・ソンミンが入った。さらに後半12分には2枚替えを行い、今大会2得点のMFキム・テウォン、1得点のMFパク・スンスが出場した。
日本も後半23分に1枚目の交代カードを使用。石井を下げ、FW井上愛簾が出場した。佐藤が左サイドに移動し、井上は神田と2トップを組んだ。32分には2枚替え。大関と神田に代えて、MF中島洋太朗とFW道脇豊が入る。中島は小倉との2ボランチ、道脇は井上との2トップとなった。40分には小倉が下がり、DF布施克真がボランチとして起用された。
残り時間を冷静に運んだ日本だが、後半アディショナルタイムにキム・テウォンにミドルシュートを決められる。そのまま1-1で引き分けた。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U20アジアカップ2025特集
U-20日本代表は20日、AFC U20アジアカップのグループリーグ第3戦でU-20韓国代表と対戦し、1-1で引き分けた。前半28分にFW神田奏真が今大会初ゴール。だが、後半アディショナルタイムに失点した。1勝2分でグループ2位の日本は準々決勝進出が確定。23日の準々決勝ではイランと対戦し、勝てば4大会連続12度目のU-20ワールドカップ出場が決まる。
2試合を終えて1勝1分で2位に位置する日本は、引き分け以上でグループ突破が決まる。第2戦から先発を4人変え、DF梅木怜、MF石井久継、MF中川育が初戦以来のスタメン。FW神田奏真が今大会初の先発入りとなった。4-2-3-1の布陣で、GKは荒木琉偉、4バックは左からDF高橋仁胡、DF喜多壱也、梅木。2ボランチは3試合連続でMF小倉幸成とMF大関友翔。サイドハーフは左が石井、右が中川。トップ下気味にMF佐藤龍之介、1トップに神田が入った。
すでに突破を決めている韓国は、第2戦・タイ戦(○4-1)から先発を8人変えてきた。日本は序盤から冷静に試合を運び、セットプレーから3度チャンスを作った。前半10分ごろから中盤で試合が落ち着くと、韓国に守備陣の裏を突かれる。前半20分にはロングボールからFWハ・ジョンウに突破を許し、PA左からシュートを打たれた。しかし市原がコースを狭め、ゴール前で待ち構えた荒木が冷静にセーブした。
前半26分、日本が決定機を作る。左サイドから攻め立て、高橋、佐藤とつないだボールを石井が収めてPA左でカットイン。マイナス方向に戻したボールを、PA手前から小倉が左足ダイレクトシュートで合わせると、山なりの弾道はゴール枠内へ。しかしGKキム・ミンスに枠外へとはじかれた。
日本は前半28分に均衡を破る。右サイドから小倉、高橋とつないだボールを、石井が左サイドから右足でクロス。ゴール前でバウンドしたボールはGKキム・ミンスにはじかれるが、眼前に詰めた神田が体で押し込み、待望の先制ゴールを挙げた。
前半38分には再び日本のチャンス。中盤に下りた神田が体を張ってボールを落とし、佐藤が右サイドに運ぶ。中川がカットインから左足で浮き球パス。PA左に走り込んだ高橋が左足ダイレクトで折り返すも、石井にはわずかに合わなかった。
逆に前半39分には韓国に決定機を作られる。MFカン・ジュヒョクに右サイドから突破を図られ、クロスを上げられると、ゴール前でFWハ・ジョンウにヘディングシュートを打たれた。GK荒木が鋭い反応でボールをゴール上にはじき飛ばし、ピンチを切り抜けた。
そのまま1-0で日本が後半に折り返す。韓国はハーフタイムにGKキム・ミンスに代え、GKホン・ソンミンが入った。さらに後半12分には2枚替えを行い、今大会2得点のMFキム・テウォン、1得点のMFパク・スンスが出場した。
日本も後半23分に1枚目の交代カードを使用。石井を下げ、FW井上愛簾が出場した。佐藤が左サイドに移動し、井上は神田と2トップを組んだ。32分には2枚替え。大関と神田に代えて、MF中島洋太朗とFW道脇豊が入る。中島は小倉との2ボランチ、道脇は井上との2トップとなった。40分には小倉が下がり、DF布施克真がボランチとして起用された。
残り時間を冷静に運んだ日本だが、後半アディショナルタイムにキム・テウォンにミドルシュートを決められる。そのまま1-1で引き分けた。
(取材・文 石川祐介)
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