OBの選手権V、新たな理想像を刺激に…U-15日本代表候補MF嵯峨日向(前橋FC)「身近な選手から良さとかを盗んで」

MF
U-15日本代表候補合宿に参加しているMF嵯峨日向(前橋FC/中学3年)は先輩の活躍、新たな理想像を刺激に飛躍を目指す構えだ。高い推進力を誇る嵯峨はトレーニングマッチで本職ではないポジションを務めながら、特長を示すプレーを見せた。
嵯峨が所属する前橋FCは前橋育英高に多くの選手を輩出しており、1月の全国高校サッカー選手権優勝メンバーでは6人が前橋FC出身だった。嵯峨は準決勝を現地で観戦。決勝は翌日に試験が控えていたため自宅から見届けたというが、全国制覇を成し遂げた先輩らの活躍は大きな刺激になった。
また前橋育英のサッカーを見る中で、大会を沸かせたMF白井誠也(2年=バディージュニアユース横浜)が新たな理想像になったという。
「自分の長所は前向きなプレーをするところ。つねに前向きでドリブル、パス、シュートを狙っているところです。(選手権を見て)白井選手が印象に残っていて僕自身、白井選手のドリブルを目指してプレーしています。そういった身近な選手から良さとかを盗んで今後もプレーしていきたいと思っています」
そう話す嵯峨はMF登録だが、25日のトレーニングマッチでは右サイドバックを担当。「初めて」というポジションでは守備のタスクも増える中、前橋FCで強く求められているという球際で奮闘するなど戦い抜いた。加えて終盤にはドリブルで中央突破して持ち運ぶ場面も。「良い選手はどういう環境でプレーしても自分の良さが出せる」と話し、自分の強みを発揮していけるように意気込んだ。
候補合宿は残り3日。2010年早生まれの嵯峨は昨年に続く参加に「代表というレベルが高いところの中でやれているので、そこがまず一番楽しいなという印象」と喜びを示しつつ、「まだ自分の良さが出せていない部分がある。悔いが残らないように来られない人の分まで全力でプレーしたい」と残りの競争に向けて力を込めた。
(取材・文 加藤直岐)
嵯峨が所属する前橋FCは前橋育英高に多くの選手を輩出しており、1月の全国高校サッカー選手権優勝メンバーでは6人が前橋FC出身だった。嵯峨は準決勝を現地で観戦。決勝は翌日に試験が控えていたため自宅から見届けたというが、全国制覇を成し遂げた先輩らの活躍は大きな刺激になった。
また前橋育英のサッカーを見る中で、大会を沸かせたMF白井誠也(2年=バディージュニアユース横浜)が新たな理想像になったという。
「自分の長所は前向きなプレーをするところ。つねに前向きでドリブル、パス、シュートを狙っているところです。(選手権を見て)白井選手が印象に残っていて僕自身、白井選手のドリブルを目指してプレーしています。そういった身近な選手から良さとかを盗んで今後もプレーしていきたいと思っています」
そう話す嵯峨はMF登録だが、25日のトレーニングマッチでは右サイドバックを担当。「初めて」というポジションでは守備のタスクも増える中、前橋FCで強く求められているという球際で奮闘するなど戦い抜いた。加えて終盤にはドリブルで中央突破して持ち運ぶ場面も。「良い選手はどういう環境でプレーしても自分の良さが出せる」と話し、自分の強みを発揮していけるように意気込んだ。
候補合宿は残り3日。2010年早生まれの嵯峨は昨年に続く参加に「代表というレベルが高いところの中でやれているので、そこがまず一番楽しいなという印象」と喜びを示しつつ、「まだ自分の良さが出せていない部分がある。悔いが残らないように来られない人の分まで全力でプレーしたい」と残りの競争に向けて力を込めた。
(取材・文 加藤直岐)