先発8人変更のU-20日本代表は3大会連続のアジア杯4強敗退…こう着打開できずオーストラリアに2失点
[2.26 U20アジア杯準決勝 U-20日本 0-2 U-20オーストラリア 深セン]
U-20日本代表は26日、AFC U20アジアカップ準決勝でU-20オーストラリア代表と対戦し、0-2で敗れた。先発8人変更で守勢のまま前半はスコアレスで折り返したが、後半4分、22分と2失点。交代選手が勢いをつけるが、1点も返すことができずに屈した。二度目の優勝を果たせなかった日本だが、次は9月にチリで行われるU-20ワールドカップを目指す。
中2日の5試合目となった日本は、準々決勝から先発を大幅に8人変更。DF喜多壱也、MF石井久継、FW井上愛簾の3人は引き続きスタメンとなった。GK後藤亘は今大会初出場で、DF布施克真、DF土屋櫂大、MF齋藤俊輔、FW高岡伶颯は先発復帰。DF桒原陸人、MF中島洋太朗、MFニック・シュミットは大会初先発となった。
日本は4-4-2の布陣を敷く。GKは後藤、4バックは左から桒原、喜多、土屋、布施。2ボランチはシュミットと中島。サイドハーフは左が石井、右が齋藤。2トップは高岡と井上がコンビを組んだ。
大幅なメンバー変更で連係は整わない。日本はミスから自陣内のポケットを狙われ、カウンターを食らう場面を多発させる。それでもゴールを許すことないが、一方で決定機を作り出すことができない。前半43分には左サイドから打開していき、桒原、石井とつながったボールを高岡が収める。PA内からシュートを狙うが、惜しくもゴール枠外に外れていった。
前半は互いに枠内シュート0本のまま終了し、後半に折り返した。ハーフタイムで両チームの交代はなかった。
後半4分、日本は先制を許す。左サイドを打開され、MFダニエル・ベニーの縦パスからMFジョニー・ユルにクロスを上げられると、最後はダイレクトで合わせたFWムサ・トゥーレにゴールをこじ開けられた。
追いかける日本は後半12分に2枚替え。シュミットと井上に代え、MF大関友翔とFW神田奏真が入った。さらに21分にも2枚替え。桒原と齋藤を下げ、DF高橋仁胡とDF梅木怜が出場する。高橋は左SB、梅木は右サイドハーフに立った。
選手交代直後の隙を突かれる。後半22分、日本は右サイドの布施がクリアしきれず、自陣近くでボールを奪われた。中島がブロックを敷くが、MFジェイラン・ピアマンに強烈なミドルを打たれると、無回転気味のボールを後藤がはじききれず、痛恨の2失点目を食らった。
後半28分、攻撃の流れからチャンスを作る。中盤右サイドから布施が中央に折り返し、大関が逆サイドに展開。高橋が縦に通したパスを収めた石井はPA左で切り返してフリーとする。右足シュートを放つも、わずかにゴール右の枠を捉えなかった。
日本は両サイドから攻撃を形を作り始める。後半32分、左サイドの高橋が切り返して右足でクロス。ファーサイドの神田が頭で合わせるも、威力なくGKの正面に収まった。シュートシーンは増えるが、ゴールラインを割ることはできない。
攻勢に転じることはできたが、得点までに至らず0-2で試合終了。日本は決勝に進むことができずに3大会連続のベスト4敗退が決まった。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U20アジアカップ2025特集
U-20日本代表は26日、AFC U20アジアカップ準決勝でU-20オーストラリア代表と対戦し、0-2で敗れた。先発8人変更で守勢のまま前半はスコアレスで折り返したが、後半4分、22分と2失点。交代選手が勢いをつけるが、1点も返すことができずに屈した。二度目の優勝を果たせなかった日本だが、次は9月にチリで行われるU-20ワールドカップを目指す。
中2日の5試合目となった日本は、準々決勝から先発を大幅に8人変更。DF喜多壱也、MF石井久継、FW井上愛簾の3人は引き続きスタメンとなった。GK後藤亘は今大会初出場で、DF布施克真、DF土屋櫂大、MF齋藤俊輔、FW高岡伶颯は先発復帰。DF桒原陸人、MF中島洋太朗、MFニック・シュミットは大会初先発となった。
日本は4-4-2の布陣を敷く。GKは後藤、4バックは左から桒原、喜多、土屋、布施。2ボランチはシュミットと中島。サイドハーフは左が石井、右が齋藤。2トップは高岡と井上がコンビを組んだ。
大幅なメンバー変更で連係は整わない。日本はミスから自陣内のポケットを狙われ、カウンターを食らう場面を多発させる。それでもゴールを許すことないが、一方で決定機を作り出すことができない。前半43分には左サイドから打開していき、桒原、石井とつながったボールを高岡が収める。PA内からシュートを狙うが、惜しくもゴール枠外に外れていった。
前半は互いに枠内シュート0本のまま終了し、後半に折り返した。ハーフタイムで両チームの交代はなかった。
後半4分、日本は先制を許す。左サイドを打開され、MFダニエル・ベニーの縦パスからMFジョニー・ユルにクロスを上げられると、最後はダイレクトで合わせたFWムサ・トゥーレにゴールをこじ開けられた。
追いかける日本は後半12分に2枚替え。シュミットと井上に代え、MF大関友翔とFW神田奏真が入った。さらに21分にも2枚替え。桒原と齋藤を下げ、DF高橋仁胡とDF梅木怜が出場する。高橋は左SB、梅木は右サイドハーフに立った。
選手交代直後の隙を突かれる。後半22分、日本は右サイドの布施がクリアしきれず、自陣近くでボールを奪われた。中島がブロックを敷くが、MFジェイラン・ピアマンに強烈なミドルを打たれると、無回転気味のボールを後藤がはじききれず、痛恨の2失点目を食らった。
後半28分、攻撃の流れからチャンスを作る。中盤右サイドから布施が中央に折り返し、大関が逆サイドに展開。高橋が縦に通したパスを収めた石井はPA左で切り返してフリーとする。右足シュートを放つも、わずかにゴール右の枠を捉えなかった。
日本は両サイドから攻撃を形を作り始める。後半32分、左サイドの高橋が切り返して右足でクロス。ファーサイドの神田が頭で合わせるも、威力なくGKの正面に収まった。シュートシーンは増えるが、ゴールラインを割ることはできない。
攻勢に転じることはできたが、得点までに至らず0-2で試合終了。日本は決勝に進むことができずに3大会連続のベスト4敗退が決まった。
(取材・文 石川祐介)
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