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先発8人変更も「ベストメンバー選んだ」U-20日本代表はアジア杯4強敗退…船越監督「勝負の際がまだまだ甘かった」

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肩を落とすU-20日本代表

[2.26 U20アジア杯準決勝 U-20日本 0-2 U-20オーストラリア 深セン]

 アジア制覇を果たすことはできなかった。U-20日本代表・船越優蔵監督は「悔しいの一言しかない」と敗退の思いを口にした。

 中2日の連戦で起用し続けた選手は、累積警告による出場停止や怪我などでコンディションが整わず。先発8人を変えて準決勝に臨んだ。「言えるところ言えないところはあるが、色んなことがあって使える選手も限られているなかでベストメンバーを選んだ」(船越監督)。前半はスコアレスで折り返したが、指揮官は前半はプラン通りだったと強調する。

「後半からパワーアップして得点を狙うところで、始まりに失点してしまった。そこでプランは狂ってしまった」。崩れた計画を立て直すだけの時間はわずかに足りず。逆に追加点を許したなかで、反撃叶わず終戦となった。

「(オーストラリア側も前半は)うまくいっていないんだから、絶対に何か変えてくるということと、立ち上がり(に気をつける)ということは言っていたが、それを徹底できなかった。その勝負の“際”みたいな、ここだというところがまだまだ甘かった」

 U20アジアカップはベスト4で敗退。しかしU-20ワールドカップ出場は決まった。半年後の舞台に向け、指揮官は自らにも、そして選手たちにもさらなる成長を求める。

「帰ってすぐファイティングポーズを取ってくれと。この半年間にどれだけ伸びてこられるかが大事。負けたのは、スタッフも選手も力がなかっただけ。その力をこの半年間につける。そのためにも帰ったらすぐファイティングポーズを取る」

 4大会連続12度目のU-20W杯は9月に開幕する。胸を張って世界の強豪と対戦するためにも、今大会で突きつけられた課題に向き合っていく。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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