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25年15戦15発とゴール量産中の前田大然も1トップ候補に?森保一監督「明らかに結果が違う」

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ゴールを量産するFW前田大然

 日本サッカー協会(JFA)は13日、20日のW杯アジア最終予選・バーレーン戦(埼玉)、25日の同サウジアラビア戦(埼玉)に臨む日本代表メンバー25人を発表し、負傷のため招集外が続いていたDF伊藤洋輝(バイエルン)が昨年6月以来の復帰を果たし、最終予選初招集となった。

 今年に入って負傷離脱が続いていたMF守田英正(スポルティング)とFW上田綺世(フェイエノールト)もすでに所属クラブで復帰しており、代表入り。昨年10月以来の復帰となった上田は11日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦・インテル戦で先発出場を果たしており、森保一監督は「試合に出てベストなパフォーマンスを見せてもらえるだろうということで、情報を取りながら招集につなげている」と太鼓判を押した。

 センターフォワード候補としては週末の試合を欠場したFW小川航基(NECナイメヘン)が選外。今後、追加招集の可能性もあるが、昨年11月に続いて招集されたFW古橋亨梧は今冬に加入したレンヌで出場機会に恵まれていない現状もある。

 古橋について「(古橋)亨梧に関しては、移籍して出場時間が減っている中、トレーニングはしっかりやっているということは確認できている」と説明した森保監督は、1トップの選択肢として「ここからの準備の中で選択肢として持っているところを言うと、前田大然や中村敬斗も自チームではFWとしてプレーし、いいパフォーマンスを見せている」と、これまで左ウイングバックやシャドーでの起用が多かったFW前田大然(セルティック)、MF中村敬斗(スタッド・ランス)のセンターフォワード起用も示唆した。

 特に前田はセルティックでも従来の左ウイング起用だけでなく、古橋が抜けた“9番”のポジションで起用されることも増え、25年に入ってから公式戦15試合出場で15得点とゴールを量産している。現在、公式戦4戦連発中で、今季公式戦41試合27得点。攻守にわたるハードワークだけでなく、ストライカーとしての評価も高める前田の変化について聞かれた森保監督は「違っているところで言うと、明らかに結果が違う」とジョーク交じりに答えつつ、その姿勢とプレーを絶賛した。

「彼の取り組む姿勢はなんら変わっていないと思う。自分の持っている能力を生かして、最大限、攻撃も守備もチームに貢献するところはこれまで同様、素晴らしい姿勢でプレーしている」。そう前置きしたうえで、「Jリーグの舞台でも得点を取っていたが、欧州でより結果が上がったことに関しては、持っている能力の中で、タイミングだったり、その状況に合わせた最適なプレーができるようになって、より攻撃が上がってきているのかなと思う」と分析していた。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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