[MOM5042]U-18日本代表DF松岡敏也(興國2年)_初代表の俊足右SBが先制アシストなど攻守に躍動。もっともっとできることを示す

U-18日本代表初選出の右SB
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.16 J-VILLAGE CUP U-18予選 U-18日本代表 2-1 横浜FCユース Jヴィレッジスタジアム]
年代別日本代表初選出の俊足SBが攻守で躍動。ロングスプリントからのクロスで先制点をアシストしたほか、果敢にミドルシュートを打ち込み、対人守備の強さを発揮するなど勝利に貢献した。
DF松岡敏也(興國高/2年=SALTZ FC出身)は、U-18日本代表の右SBとして先発。前半22分には右サイドゴールラインギリギリへのパスに猛然と走り込んで追いつくと、ダイレクトでクロスを上げる。これをFW伊藤湊太(京都橘高)がニアで合わせて先制点となった。
松岡は「感覚でクロス上げたんですけど、いいところに中の選手(伊藤)がいて、アシストすることできて良かった。(長い距離をスプリントしてのクロスだったが、)相手よりも先に背後抜けてかけ上がるのが自分の持ち味で、そこはしっかり活かしたんで良かったです」と微笑んだ。
城和憲監督が「かなりスピードがあるんで、あんなスペースだったら行けます。縦にガンガン行けます」と評するSBは、その後も抜群のスピードを活かした攻め上がりからクロス。また、後半には弾丸ライナーの右足ミドルを打ち込み、会場を沸かせた。
また、興國高(大阪)で球際の厳しさを求められているという松岡は、守備でもチームに貢献。タイミングの良いインターセプトを見せたほか、球際で負けず、またPAへ抜け出してくる選手を的確にブロックするなど効いていた。
後半12分に交代するまで印象的なプレー。だが、本人は「まだ自分の持ち味とかもあんま発揮できてないと思います。ボール受けた時に自分で1対1仕掛けて、縦に速く行って鋭いクロス上げてアシストをもっとしたり。明日、最後の試合なので自分の持ち味を発揮できたらいい」と全く満足をしていなかった。
松岡は大阪の強豪・興國では下級生時から先発に定着。今年1月の関西トレーニングキャンプU-17でも存在感のある動きを見せていた。それでも、代表選出の報を伝えられた際は驚きの方が大きかったという。
興國のチームメイトであるMF樺山文代志(2年)がU-17日本代表に定着。松岡は身近でもあった代表チームの印象について、「やっぱ全国で一番上手い人たちが集まる集団であるんで、そこに自分が入れたのは良かったですし、まだまだ足りないってとこも分かったんで、これからチームに帰っても試合とかもいっぱいあるんですけど、そこでもしっかり結果残して、また代表に入りたい。やっぱ自分の目標の1つでもあるんで、今回だけで終わるんじゃなくて、最後まで結果残して、これからもずっと選ばれていけるように頑張りたい」と語る。
今回、代表常連の注目SB森壮一朗(名古屋U-18)らとともに活動。DF背後に抜ける動きなど負けていないと実感している。2年後のU-20ワールドカップメンバーに「選ばれたい」と言い切るDFは、「やっぱ攻守両方で、攻撃では得点、アシストできて、守備では1対1の対人だったり球際で潰し切る、絶対に負けないようなDFになりたいです。(ライバルたちは)みんなレベル高くて、自分がまだまだなところがあるんですけど、これを経験してチームに帰った時に自分からは発信していけるように頑張っていきたい」。学んだことを持ち帰り、日常を大事にしながら成長して代表チームに定着する。




(取材・文 吉田太郎)
[3.16 J-VILLAGE CUP U-18予選 U-18日本代表 2-1 横浜FCユース Jヴィレッジスタジアム]
年代別日本代表初選出の俊足SBが攻守で躍動。ロングスプリントからのクロスで先制点をアシストしたほか、果敢にミドルシュートを打ち込み、対人守備の強さを発揮するなど勝利に貢献した。
DF松岡敏也(興國高/2年=SALTZ FC出身)は、U-18日本代表の右SBとして先発。前半22分には右サイドゴールラインギリギリへのパスに猛然と走り込んで追いつくと、ダイレクトでクロスを上げる。これをFW伊藤湊太(京都橘高)がニアで合わせて先制点となった。
松岡は「感覚でクロス上げたんですけど、いいところに中の選手(伊藤)がいて、アシストすることできて良かった。(長い距離をスプリントしてのクロスだったが、)相手よりも先に背後抜けてかけ上がるのが自分の持ち味で、そこはしっかり活かしたんで良かったです」と微笑んだ。
城和憲監督が「かなりスピードがあるんで、あんなスペースだったら行けます。縦にガンガン行けます」と評するSBは、その後も抜群のスピードを活かした攻め上がりからクロス。また、後半には弾丸ライナーの右足ミドルを打ち込み、会場を沸かせた。
また、興國高(大阪)で球際の厳しさを求められているという松岡は、守備でもチームに貢献。タイミングの良いインターセプトを見せたほか、球際で負けず、またPAへ抜け出してくる選手を的確にブロックするなど効いていた。
後半12分に交代するまで印象的なプレー。だが、本人は「まだ自分の持ち味とかもあんま発揮できてないと思います。ボール受けた時に自分で1対1仕掛けて、縦に速く行って鋭いクロス上げてアシストをもっとしたり。明日、最後の試合なので自分の持ち味を発揮できたらいい」と全く満足をしていなかった。
松岡は大阪の強豪・興國では下級生時から先発に定着。今年1月の関西トレーニングキャンプU-17でも存在感のある動きを見せていた。それでも、代表選出の報を伝えられた際は驚きの方が大きかったという。
興國のチームメイトであるMF樺山文代志(2年)がU-17日本代表に定着。松岡は身近でもあった代表チームの印象について、「やっぱ全国で一番上手い人たちが集まる集団であるんで、そこに自分が入れたのは良かったですし、まだまだ足りないってとこも分かったんで、これからチームに帰っても試合とかもいっぱいあるんですけど、そこでもしっかり結果残して、また代表に入りたい。やっぱ自分の目標の1つでもあるんで、今回だけで終わるんじゃなくて、最後まで結果残して、これからもずっと選ばれていけるように頑張りたい」と語る。
今回、代表常連の注目SB森壮一朗(名古屋U-18)らとともに活動。DF背後に抜ける動きなど負けていないと実感している。2年後のU-20ワールドカップメンバーに「選ばれたい」と言い切るDFは、「やっぱ攻守両方で、攻撃では得点、アシストできて、守備では1対1の対人だったり球際で潰し切る、絶対に負けないようなDFになりたいです。(ライバルたちは)みんなレベル高くて、自分がまだまだなところがあるんですけど、これを経験してチームに帰った時に自分からは発信していけるように頑張っていきたい」。学んだことを持ち帰り、日常を大事にしながら成長して代表チームに定着する。


前半22分、右SB松岡敏也(興國高)は先制アシスト


強烈な右足ミドルも
(取材・文 吉田太郎)