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無敗の最終予選全7試合でスタメン、守備奮闘続ける板倉滉「自分の中で簡単な試合は一個もなかった」

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DF板倉滉

[3.20 W杯最終予選 日本 2-0 バーレーン 埼玉]

 攻撃陣が目立つなか、最終予選7試合すべてで冷静に最終ラインに立ち続けた。日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は「数字だけ見たら大勝。それはもちろんいいことだけど、ただ自分の中で簡単な試合は一個もなかった」と振り返った。

 守備陣に負傷者が続出した日本代表。そのなかで最終予選で唯一全試合に先発し続けた。それはつまり、毎試合で組むCBが変わるということ。「まずはメンタル面で今までと変わらず入るというところ。最終予選の難しさは経験している分、まずは基本に忠実にではないけど、自分が持っている情報を周りに発信しながら、コミュニケーションを多く取ってやろうと心がけて入った」。W杯出場に王手をかけた大一番にも平常心で試合に臨んだ。

 公式記録上では、バーレーンにシュート7本を打たれた。しかし大きなピンチはなく、90分集中力を保ち続けた。

「常にゼロを目指してやっているなかで、一瞬たりとも気が緩むことは許されない。それが最終予選だと思うので。もちろんメンバーは怪我人が出て変わりながらやっていた。ただ、やることは変わらないというか、本当に気を抜かずに。もちろん攻めている時間が長いときもあるけど、その後のリスクマネージメントだったり、そういう基本のところをちゃんと忠実に徹底的にやるところを意識してやっていた」(板倉)

 守備の統率を図るために、常に声は出し続けた。「もうずっと喋っていたし、それはお互いがわかりあっている情報でもいい。とにかく喋りながら確認していく」。わずかな綻びもけっして許さない。板倉は「試合をやりながら色々修正しないといけない点も出てくるので。そこは今日も一試合通してできた」と安堵の表情でW杯出場の喜びを噛みしめていた。

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(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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