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投入直後に裏抜けからヘディングシュートの南野拓実「セオリーというより鼻を利かせて」

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日本代表MF南野拓実

[3.25 W杯アジア最終予選 日本 0-0 サウジアラビア 埼玉]

 ワンチャンスを狙っていた。0-0のまま迎えた後半38分、日本代表の森保一監督が最後のカードで切ったのがMF南野拓実(モナコ)だった。MF鎌田大地に代わって左シャドーの位置に入ると、直後の40分、MF旗手怜央の浮き球のパスに反応。背後への抜け出しからヘディングシュートを放ったが、副審の旗が上がった。

「(日本が)押し込んでいる時間が長かったので、セオリーどおりプレーするというよりは、自分の鼻を利かせてゴールに迫っていくプレーをタイミング、タイミングで出していけばいいかなと思って入った」。その言葉どおり一瞬の隙を突いたプレー。惜しくもオフサイドだったが、限られたプレー時間で見せ場をつくった。

 攻撃陣で唯一、ここまでのアジア最終予選全7試合に先発していた南野にとっては今最終予選初のベンチスタート。前半から5バックで守備を固めるサウジアラビアに対し、攻めあぐねる展開が続いたが、「前半の立ち上がりから(鎌田)大地とかタケ(久保建英)とか、閃きのある選手を中心に攻撃は形になっていた」と指摘。「(中村)敬斗もチャンスをつくっていたし、決まっていれば展開は違ったと思う」と、ベンチから見守った前半を振り返った。

「ホームの埼スタでこれだけ注目されている中で勝ち切れないのは単純に悔しいし、来てくれた人に申し訳ない気持ちと、もっとできたなという気持ちを全員持っていると思う」。5万8003人の大観衆が詰めかけたホームで今予選2度目のドロー。「チーム全体としてどう崩すかは課題。そこはラスト2試合、僕らが最終予選でチャレンジしていける部分だと思う」と前を向いた。

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(取材・文 西山紘平)

●北中米W杯アジア最終予選特集
西山紘平
Text by 西山紘平

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