後半ATに高橋はながPK弾! なでしこJはコロンビアに先制許すも…劇的ドローでニールセン監督体制無敗を継続
[4.6 国際親善試合 日本女子 1-1 コロンビア女子 ヨドコウ]
日本女子代表(なでしこジャパン)は6日、ヨドコウ桜スタジアムで行われた国際親善試合でコロンビア女子代表と対戦し、1-1で引き分けた。前半35分に失点を喫するが、後半アディショナルタイムにPKを獲得。途中出場のDF高橋はながPKを決め、ドローに持ち込んだ。
シービリーブスカップ3連勝で初優勝を飾ったニルス・ニールセン監督体制2度目の活動は、国内での試合となった。4-3-3の布陣を敷き、GKは平尾知佳、4バックは左からDF北川ひかる、DF熊谷紗希、DF南萌華、DF古賀塔子。アンカーはMF長野風花、インサイドハーフは左がトップ気味にMF宮澤ひなた、右がボランチ気味に長谷川唯。前線3人は左からMF籾木結花、FW田中美南、MF清家貴子が並んだ。[両スタメン&布陣]
2月のシービリーブスカップで日本はコロンビアに4-1で快勝。今回も序盤からボールを握り続ける日本がチャンスを作る。前半13分、北川のパスを受けた宮澤がPA左から右足シュート。しかし、惜しくもクロスバーを直撃する。20分には長谷川のパスを最前線の田中が落とし、長野が右足ミドル。だが、ボールはゴール枠を捉えなかった。
前半29分、日本に絶好機が到来する。PA左で長谷川からパスを受けた籾木がDFマリー・ホセ・アルバレスに倒され、ファウルの判定。日本がPKを獲得する。キッカーは籾木が務めたが、ゴール右隅を狙った左足シュートはGKキャサリン・タピアの左ワンハンドセーブに阻まれた。
直後から日本は流れを失う。自陣まで押し込められると、前半35分に失点。左サイドからMFロレナ・ベドジャにクロスを上げられ、ゴール前のFWカルラ・トーレスにヘディングシュートを決められた。
さらに日本に思わぬアクシデント。前半41分、田中が最前線で相手選手を背負った際にもも裏を負傷する。自らプレー続行不可能の意思を示し、担架でピッチを後にした。代わってFW松窪真心が入った。
松窪が最前線で走ることで日本に勢いが戻るも、前半はそのまま0-1で終了する。ハーフタイムには2枚替え。清家と前半に足を痛めていた北川が下がり、FW植木理子と今回初招集のDF佐々木里緒が出場する。植木は右ウイング、なでしこジャパンでのデビューとなった佐々木は左SBに入った。インサイドハーフは左右入れ替え、左が長谷川、右が宮澤となった。
後半開始から日本が攻め立てる。後半5分、古賀が右サイドを駆け上がってクロス。PA中央で収めた長野が反転から右足シュートを放つが、GKタピアの正面に収まった。6分には植木からパスを受けた籾木がフェイントで相手をかわし、飛び出したGKタピアを見ながら左足ループ。無人のゴールに流し込むが、籾木のオフサイドが認められ、ノーゴールとなった。
その後も松窪が数度チャンスを作る。後半21分には敵陣PA内のこぼれ球を左足で打つもポストに阻まれた。23分には2枚替え。籾木と長谷川を下げ、MF杉田妃和とFW上野真実が出場する。杉田は左インサイドハーフに、上野は1トップに入った。松窪は左ウイングに移動した。
それでも追いつけない日本は最後のカードを切る。後半39分に古賀を下げ、DF高橋はなを出場させた。三菱重工浦和レッズレディースでもFWを務める高橋は、DF登録ながら最前線で上野と2トップを組んだ。
後半アディショナルタイムに入ると、日本は相手選手のハンドでPKを獲得する。キッカーは高橋。豪快にシュートを決め切り、終了間際に1-1と追いついた。そのまま試合を終え、ニールセン監督体制の無敗を継続させた。
(取材・文 石川祐介)
日本女子代表(なでしこジャパン)は6日、ヨドコウ桜スタジアムで行われた国際親善試合でコロンビア女子代表と対戦し、1-1で引き分けた。前半35分に失点を喫するが、後半アディショナルタイムにPKを獲得。途中出場のDF高橋はながPKを決め、ドローに持ち込んだ。
シービリーブスカップ3連勝で初優勝を飾ったニルス・ニールセン監督体制2度目の活動は、国内での試合となった。4-3-3の布陣を敷き、GKは平尾知佳、4バックは左からDF北川ひかる、DF熊谷紗希、DF南萌華、DF古賀塔子。アンカーはMF長野風花、インサイドハーフは左がトップ気味にMF宮澤ひなた、右がボランチ気味に長谷川唯。前線3人は左からMF籾木結花、FW田中美南、MF清家貴子が並んだ。[両スタメン&布陣]
2月のシービリーブスカップで日本はコロンビアに4-1で快勝。今回も序盤からボールを握り続ける日本がチャンスを作る。前半13分、北川のパスを受けた宮澤がPA左から右足シュート。しかし、惜しくもクロスバーを直撃する。20分には長谷川のパスを最前線の田中が落とし、長野が右足ミドル。だが、ボールはゴール枠を捉えなかった。
前半29分、日本に絶好機が到来する。PA左で長谷川からパスを受けた籾木がDFマリー・ホセ・アルバレスに倒され、ファウルの判定。日本がPKを獲得する。キッカーは籾木が務めたが、ゴール右隅を狙った左足シュートはGKキャサリン・タピアの左ワンハンドセーブに阻まれた。
直後から日本は流れを失う。自陣まで押し込められると、前半35分に失点。左サイドからMFロレナ・ベドジャにクロスを上げられ、ゴール前のFWカルラ・トーレスにヘディングシュートを決められた。
さらに日本に思わぬアクシデント。前半41分、田中が最前線で相手選手を背負った際にもも裏を負傷する。自らプレー続行不可能の意思を示し、担架でピッチを後にした。代わってFW松窪真心が入った。
松窪が最前線で走ることで日本に勢いが戻るも、前半はそのまま0-1で終了する。ハーフタイムには2枚替え。清家と前半に足を痛めていた北川が下がり、FW植木理子と今回初招集のDF佐々木里緒が出場する。植木は右ウイング、なでしこジャパンでのデビューとなった佐々木は左SBに入った。インサイドハーフは左右入れ替え、左が長谷川、右が宮澤となった。
後半開始から日本が攻め立てる。後半5分、古賀が右サイドを駆け上がってクロス。PA中央で収めた長野が反転から右足シュートを放つが、GKタピアの正面に収まった。6分には植木からパスを受けた籾木がフェイントで相手をかわし、飛び出したGKタピアを見ながら左足ループ。無人のゴールに流し込むが、籾木のオフサイドが認められ、ノーゴールとなった。
その後も松窪が数度チャンスを作る。後半21分には敵陣PA内のこぼれ球を左足で打つもポストに阻まれた。23分には2枚替え。籾木と長谷川を下げ、MF杉田妃和とFW上野真実が出場する。杉田は左インサイドハーフに、上野は1トップに入った。松窪は左ウイングに移動した。
それでも追いつけない日本は最後のカードを切る。後半39分に古賀を下げ、DF高橋はなを出場させた。三菱重工浦和レッズレディースでもFWを務める高橋は、DF登録ながら最前線で上野と2トップを組んだ。
後半アディショナルタイムに入ると、日本は相手選手のハンドでPKを獲得する。キッカーは高橋。豪快にシュートを決め切り、終了間際に1-1と追いついた。そのまま試合を終え、ニールセン監督体制の無敗を継続させた。
(取材・文 石川祐介)