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今夏移籍間近もクラブ合意に至らず…経緯明かしたFW前田大然「最終的に出せないと言われた」

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FW前田大然(セルティック)

 日本代表FW前田大然(セルティック)がアメリカ遠征中の現地時間4日、カリフォルニア州バークリーでの練習後に報道陣の取材に応じ、個人合意に至っていた移籍手続きがクラブ間合意に至らず、破談になっていたことを明かした。

 前田は今回のアメリカ遠征参加にあたり、他の選手よりも1日遅い合流となっていた。日本サッカー協会(JFA)は「クラブ事情」としていたが、夏の移籍期間最終日まで移籍の手続きに動いていたためだったという。

 この日、前田は「代表合流も遅れて最終日までセルティックに話をしていたけどそれは叶わなかった」と合流が遅れた理由を説明。「オファーがあって、僕自身次のステップに行きたいというのをクラブにずっと伝えていたなか、セルティックが上手く補強できなかったので最終的に『出せない』と言われた」と経緯も明かした。

 その上で前田は「個人としては合意していた部分があったので、チャレンジしたい気持ちはあった」と個人合意に至っていたことも公表。今季はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)プレーオフ敗退でUEFAヨーロッパリーグに回ることが決まっているなか、「セルティックに残ることが決まったのでしっかりチームで頑張りたい」と話した。

 シーズン開幕からの1か月間は「前のシーズンが終わる前からクラブとはずっと話していて、次のステップに行きたいとずっと伝えていたなかでリーグ戦もあったし、CL予選も負けたので難しい部分はあった」と前田。切り替えが問われる代表活動となる。

 それでもしっかりとモチベーションは高めてきており、メキシコ・アメリカとの対戦を前に「こういう強豪チームは好きなので、バチバチやれる試合がやっとできる。すごく楽しみにしている」と力説。左ウイングバックでの起用が見込まれるなか、「攻撃の時もそうだし、守備の時も上下動がすごく大事になる。そこは出せると思っているのでどんどん出していけたら」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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