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予選突破に導く圧巻ハット…川合徳孟(磐田)に刻まれたミャンマー10日間の刺激、手応えを胸に再び日の丸へ

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ハットトリックを達成したMF川合徳孟

[9.9 U23アジア杯予選GL第3戦 日本 6-1 クウェート ヤンゴン]

 今予選初出場&初先発を飾った第2節ミャンマー戦。右のインサイドハーフで起用されたMF川合徳孟(磐田)は悔しさを滲ませた。荒れたピッチと粘り強く戦ってくる相手の守りに苦戦。プレーの精度を欠き、チャンスメーカーとしての役割を果たせなかった。

 アジアの戦いは簡単ではない──。U-16日本代表の一員として臨んだ2022年10月のAFC U17アジアカップ予選以来となる代表の公式戦。直近では7月下旬にU-22日本代表のウズベキスタン遠征を経験していたものの、真剣勝負の場は一味も二味も違った。

「改めて球際の強さや足が伸びてくるタイミングは海外でしか味わえない独特なもの。そういうところは勉強になった」

 そうした反省を踏まえ、臨んだ今予選の最終戦。クウェート戦で引き分け以上の結果を収めれば、予選突破が決まるなか、川合は序盤からギアを上げていく。2列目でボールを引き出しながらパスを捌き、自らも積極的にゴール前へ進入。0-1とリードされた19分には小杉啓太の左クロスに合わせる。相手GKがキャッチミスしたところを見逃さず、冷静に押し込んで同点弾を決めた。

 2-1で迎えた前半40分にも小杉の左クロスから決定機を得る。ニアサイドでFWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄が落とすと、巧みなポジショニングからネットを揺らした。

 勢いに乗った川合は後半12分にもゴールをゲット。左ウイングのFW石橋瀬凪が仕掛け、クロスのこぼれ球から左足でチームの5点目を奪った。

「GKが弾いたり、相手のCBがこぼしたりするシーンが多かった。そういうイメージはずっと頭の中に持っていたので、良いポジショニングが取れていた。だからこそ生まれた得点」

 相手の癖を冷静に分析しながらプレーし、圧巻のハットトリックでチームの勝利に貢献。「いや……。いつ以来か覚えていないです」という1試合3発の大暴れ。この日は守備でも強度を示し、運動量も最後まで継続。90分を通じてクオリティーが落ちることもなく、10番を背負うに相応しいパフォーマンスだった。

 だが、クウェート戦の結果に満足はしていない。

「今日の結果に対して、すごく良かったなと思うところはある。だけど、難しい試合が増えてくる。個人としてもチームとしても改善しながら、1月の本大会に向けて良い準備をしていきたい」

 磐田に戻れば、ポジション争いが待ち構えている。クラブで結果を残し続けなければ、代表の舞台には戻って来られない。ミャンマーでの10日間を胸に刻み、さらなる高みを目指して研鑽を積む。

(取材・文 松尾祐希)

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松尾祐希
Text by 松尾祐希

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