苦闘のシーズンも自身に矢印を向け、「ひたむきに」努力を続けて得たチャンス。DF篠崎健人(市立船橋)はU-17日本代表候補合宿で自分を出し切る
DF
自分のためにも、市船のためにも、自分のプレーを出し切る。DF篠崎健人(市立船橋高)は、9月27日から10月1日まで行われるU-17日本代表候補の大阪合宿に参加。4月のU17アジアカップ以来となる代表活動に強い思いを持って臨んでいる。
「このチーム状況で出してくれたのも、凄いチーム(市立船橋)には感謝しています。(市立船橋の波多秀吾)監督からも『こういう状況で抜けてるから、しっかりやり切ってこい』って言われたんで、チームのみんなにも感謝しつつ、自分に集中して良いプレーをしたい」
篠崎は名門・市立船橋で1年時から先発を務めている注目DFだ。インターセプトやカバーリング、シュートブロック、そして攻撃参加、フィードを武器にU-17日本代表でも主軸の一人に。だが、U17アジアカップではU-17ワールドカップ出場権獲得に貢献したものの、競り合いの強さや得意とする攻撃面を十分に出し切ることができなかった。
その後、チームでも安定感を欠いてしまう部分があるなど苦戦。その間、市立船橋はインターハイ千葉県予選敗退に加え、プレミアリーグEASTでも開幕から未勝利のまま前期を終えた。
「アジアカップが終わってから、凄い悔しさっていうのはあって……やっぱ選ばれない中でみんなの活躍を見てプロに絡んでる人だったり、高校でどんどん活躍している人を見て、自分はプレミアリーグで全然アピールできてなくて、そういう不甲斐なさと悔しさっていうのがずっとあって、キツい状況でした」
だが、恩師・波多監督の「ひたむきにやるしかないな」の言葉に「もちろん代表への思いっていうのがあったんですけど、まずは自分に矢印向けて、しっかり取り組んでいこうってなった」。8月には市船伝統の福島合宿。対人練習など3部練のあとに山道を走り、自分を変えて9月からの戦いに臨んできた。
市立船橋は9月のプレミアリーグ後期も3試合連続で1点差負け。だが、チームはあと一歩で壁を乗り越えそうな状況だ。また、篠崎自身も「後期からどんどん自分の良さが出てきて、今回、代表スタッフにそこを多分見てもらえて、また呼んでもらえたと思います。正直、(U-17ワールドカップメンバーに)選ばれるかどうかのギリギリのラインだと思うんで、自分のプレーを出して、まずはメンバーに入れるようにっていうのが今の気持ちです」。ひたむきに取り組んできたことで得たチャンス。自分のため、そして苦闘の中で送り出してくれたチームのためにも、全力を尽くすだけだ。
久々の代表活動で合宿開始時は緊張もあったという。リスクを避けるようなプレーがあったことを反省するが、その後は果敢にインターセプトを狙ったり、ガツガツ相手に当たりに行ったほか、攻撃面でも前に出る姿勢を見せた。
11月のU-17ワールドカップメンバー入りするためには、今回の大阪合宿で「どの試合でも攻守において自分のプレーを出せるようにしていかないといけないと思います」。11月は選手権千葉県予選も開催される。U-17ワールドカップを戦うチャンスを掴めても、掴めなくても「(自分の与えられた舞台に立ち、)どっちにも貢献するっていう気持ちで今、います」。自分が今回の代表活動で成長し、経験を持ち帰ることも重要だ。市立船橋は28日にプレミアリーグEAST首位・鹿島ユースと対戦。鹿島つくばジュニアユース出身の篠崎は"古巣”からの白星をチームメイトに託し、自身は名門校で磨いた力を大阪で存分に発揮する。




(取材・文 吉田太郎)
●U-17ワールドカップ2025特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中
「このチーム状況で出してくれたのも、凄いチーム(市立船橋)には感謝しています。(市立船橋の波多秀吾)監督からも『こういう状況で抜けてるから、しっかりやり切ってこい』って言われたんで、チームのみんなにも感謝しつつ、自分に集中して良いプレーをしたい」
篠崎は名門・市立船橋で1年時から先発を務めている注目DFだ。インターセプトやカバーリング、シュートブロック、そして攻撃参加、フィードを武器にU-17日本代表でも主軸の一人に。だが、U17アジアカップではU-17ワールドカップ出場権獲得に貢献したものの、競り合いの強さや得意とする攻撃面を十分に出し切ることができなかった。
その後、チームでも安定感を欠いてしまう部分があるなど苦戦。その間、市立船橋はインターハイ千葉県予選敗退に加え、プレミアリーグEASTでも開幕から未勝利のまま前期を終えた。
「アジアカップが終わってから、凄い悔しさっていうのはあって……やっぱ選ばれない中でみんなの活躍を見てプロに絡んでる人だったり、高校でどんどん活躍している人を見て、自分はプレミアリーグで全然アピールできてなくて、そういう不甲斐なさと悔しさっていうのがずっとあって、キツい状況でした」
だが、恩師・波多監督の「ひたむきにやるしかないな」の言葉に「もちろん代表への思いっていうのがあったんですけど、まずは自分に矢印向けて、しっかり取り組んでいこうってなった」。8月には市船伝統の福島合宿。対人練習など3部練のあとに山道を走り、自分を変えて9月からの戦いに臨んできた。
市立船橋は9月のプレミアリーグ後期も3試合連続で1点差負け。だが、チームはあと一歩で壁を乗り越えそうな状況だ。また、篠崎自身も「後期からどんどん自分の良さが出てきて、今回、代表スタッフにそこを多分見てもらえて、また呼んでもらえたと思います。正直、(U-17ワールドカップメンバーに)選ばれるかどうかのギリギリのラインだと思うんで、自分のプレーを出して、まずはメンバーに入れるようにっていうのが今の気持ちです」。ひたむきに取り組んできたことで得たチャンス。自分のため、そして苦闘の中で送り出してくれたチームのためにも、全力を尽くすだけだ。
久々の代表活動で合宿開始時は緊張もあったという。リスクを避けるようなプレーがあったことを反省するが、その後は果敢にインターセプトを狙ったり、ガツガツ相手に当たりに行ったほか、攻撃面でも前に出る姿勢を見せた。
11月のU-17ワールドカップメンバー入りするためには、今回の大阪合宿で「どの試合でも攻守において自分のプレーを出せるようにしていかないといけないと思います」。11月は選手権千葉県予選も開催される。U-17ワールドカップを戦うチャンスを掴めても、掴めなくても「(自分の与えられた舞台に立ち、)どっちにも貢献するっていう気持ちで今、います」。自分が今回の代表活動で成長し、経験を持ち帰ることも重要だ。市立船橋は28日にプレミアリーグEAST首位・鹿島ユースと対戦。鹿島つくばジュニアユース出身の篠崎は"古巣”からの白星をチームメイトに託し、自身は名門校で磨いた力を大阪で存分に発揮する。




(取材・文 吉田太郎)
●U-17ワールドカップ2025特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中


