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大関友翔「E-1メンバーで成長の中心を担えれば」佐藤龍之介、ピサノとともに“A代表基準”持つ3人が先発揃い踏み

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大関友翔(最左)、佐藤龍之介(中央)、ピサノアレックス幸冬堀尾(最右)

[9.27 U-20W杯GL第1節 日本 2-0 エジプト サンティアゴ]

 A代表キャップを持つ3人がピッチに立ち、U-20日本代表に安定感をもたらした。MF大関友翔(川崎F)、MF佐藤龍之介(岡山)、GKピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)はスタメン出場。U-20ワールドカップのグループリーグ白星スタートに貢献した。

 大関と佐藤のコンビネーションが光った場面は二度あった。ひとつは前半26分。右サイドから数人でパスを回しながら様子を見ていると、大関と佐藤が縦関係になった。

「縦パスをどこかで入れたいなと思っていた」(大関)。MF布施克真からのパスを大関はノールックでダイレクトパス。佐藤に通ったボールはPA手前のMF石井久継からPA内へ。MF齋藤俊輔がファウルを誘発し、PKを獲得した。DF市原吏音がPKを決めて先制。大関は「右で作って左に持っていくという理想的な形。練習の成果が出た」と振り返った。

 前半41分には大関が決定機を作った。中盤の佐藤がボールキープから縦にパス。PA手前でボールを収めた大関が反転しながらマークをはがす。PAライン上まで運んで右足シュートを放つも、惜しくもブロックに遭った。

「本当にいい形で龍からもらってシュートまで行けた。あれがきょう自分のなかで一番いい形でシュートまで行けた場面だったので……」。そう悔しさを口にする大関は「ああいった場面で決め切れないと、もっと上に行ったとき、緊迫したなかで自分が活躍するためにも、ああいうところを枠に持っていきたい」と改善を誓っていた。

 佐藤は仲間の背中を押して回っていた。この試合ミドルシュートでチーム2点目を決めた石井は「インサイドで狙いがちだけど、インステップが上手いんだから」と佐藤から助言をもらっていた。齋藤も前日練習後に佐藤から自信を持つよう促されたことを明かす。「A代表に選ばれている選手に言われたのは本当にうれしかった」と刺激を受けた。

 佐藤自身は「先輩に言われるのは恥ずかしい」と一学年上の2人に対して謙そん。「おれは言えることを言っただけ。選手の特長を生かしてあげることは大事かなと思っている」。その一言が石井と齋藤の力となり、結果となってチームの勝利に影響した。

 ピサノは完封勝利に大きく貢献した。「なんとしても勝ち点がほしい中での試合だった。そういった意味で点が取れて、後ろもゼロで終えられたのはすごくよかった」。世界大会の公式戦は初ではあるが、A代表としてE-1選手権にも出場。GK大迫敬介、GK早川友基といったJ屈指の守護神とともに過ごしたことで「そういう選手たちを超えられるように、もっとやらないといけないし、ひとつ基準ができた」と語った。

 A代表の基準に視座が上がった3人が、U-20日本代表にもたらす影響は大きい。大関は「龍之介がボール持つとやっぱりうまいし頼りがいがある。自分も負けてられない。ピサノも含めて、3人でチームを引っ張っていけるように」と“A代表基準”がもたらす意味を説く。

「E-1に選ばれたメンバーが中心となって、そこにみんなが追い抜かす気持ちでやる。そうすれば、いいチームが作り上げられる。その中心を担えれば」

 たしかな経験を積んできた3人からは、W杯初戦ながらプレーを鈍らせるほどの緊張感は見えず。チームが試合開始から伸び伸びとプレーできたのは、その3人の存在も影響のひとつだろう。

「すごくいい試合ができた。初戦なので課題は出たけど、ただ勝ち点3を取ることが重要だったし、2点差で勝てたのでよかった」(大関)。次節は開催国チリとのグループリーグ突破を懸けた大一番。大関は「チリはもっと力があると思う」と慢心なく次戦を見据えていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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