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女子W杯出場を懸けた女子アジア杯へ…なでしこJが挑むアジアの舞台、指揮官が“初招集”土方麻椰ら抜擢した理由

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FW土方麻椰

 直近の活動では経験の少ない選手でもメンバーに抜擢した。日本女子代表(なでしこジャパン)は12日、AFC 女子アジアカップに臨むメンバー26人を発表。過去2度の初招集もコンディション不良で不参加となったFW土方麻椰や、一年ぶりの招集となったMF林穂之香らも加わった。

 今回が実質的な“初招集”となる土方は、世代別代表の常連としてU-20女子ワールドカップでも5得点を挙げる活躍を見せてきた。24年10月の国際親善試合・韓国女子代表戦の活動で初招集。しかし怪我で参加を辞退していた。また、昨年夏のE-1選手権でも再び招集されていたが、今度はコンディション不良で不参加となっていた。

 その後、土方はE-1選手権の辞退後に海外挑戦も決まり、アストン・ビラへ。昨年12月7日のリーグ戦第10節で途中出場から新天地デビュー。その後は全試合でスタメン入りし、チームに定着している。

 ニルス・ニールセン監督は、土方について「これまで選ぼうとしたこともあったが、怪我のリハビリもあってなかなか呼べなかった。若く、すばらしいパフォーマンスを見せている」と選出の経緯を明かす。「試合中にインパクトを残せる選手。攻撃陣のなかでまた違ったタイプ。非常に勇敢にプレーしてくれる。ゴールが必要なときに頼りになる。出たときにはインパクトを残してくれる」と期待を寄せた。

 また、指揮官は直近では呼べていなかった選手にも触れる。MF林穂之香(エバートン)は1年前のシービリーブスカップ以来、FW千葉玲海菜(フランクフルト)は昨年5月のブラジル遠征以来となった。

「以前はインパクトが残せていなかったが、最近の2人の活躍は、ヨーロッパのクラブでも非常にインパクトを残せている」。林は今シーズンで出場を続けており3ゴールも記録。直近では4試合連続でフル出場となった。千葉は途中出場によるプレーが多いものの、4ゴール3アシストと数字を残している。

 今月22日に31歳をの誕生日を迎えるMF成宮唯(INAC神戸レオネッサ)は、すでになでしこジャパンで実績を積んできたが、ニールセン監督体制としてはE-1選手権で初のメンバー入り。昨年11月に長崎で行われた活動で2度目の招集となり、今回もアジア杯メンバーに入った。

 成宮について「小柄ながらランニング能力が高く、インパクトを残せる選手」と指揮官は評価。「こういったアジア杯のようなトーナメントでは、相手が厳しいディフェンスをしたとき、彼女のようなランニング能力を持っていれば相手も止めずらい。成宮も迷いなく選んだ」と順当な選出であることを強調した。

 ニールセン監督は今大会のメンバー選考について「ここ1か月で調子のいい選手を選ぶことと、非常に重要な大会になってくるので、どんなシナリオにも対応できるところが重要なポイントになった」と経緯を語った。

「同じような選手というより、ピッチにいるとき何か違うものを表現できるような選手を選んだ。コーチングスタッフの中でも議論はあったが、違いを出せる選手を基準に選んでいる」

 今大会で上位6チームに入れば、2027年ブラジル女子W杯出場が決定。それでもニールセン監督は「まず第一にこのトーナメントを勝ち切ることを考えている。その次にW杯出場権だということを考えたい」と、あくまでアジア制覇を目標に据えていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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