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U-16世代からU-17日本代表入りのGK木田蓮人(鹿島ノルテジュニアユース)が無失点勝利。帝京長岡での3年間で2人のライバルを逆転し、上へ

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U-17日本代表GK木田蓮人(鹿島ノルテジュニアユース)は冷静な対応で無失点勝利

[2.22 Balcom BMW CUP 広島県高校選抜U-17 0-3 U-17日本代表 広島一球]

 強豪校での3年間でライバルたちを逆転してプロへ、U-17ワールドカップへ――。U-17日本代表GK木田蓮人(鹿島ノルテジュニアユース)は「HiFA 平和祈念 2025 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」2戦目で今大会初出場。後半は相手のカウンター攻撃を受けるシーンが増える中、クロスボールを含めて冷静に対応して無失点勝利に貢献した。

「ずっと攻め込んでいて、何回か危ないシーンはありましたけど、センターバック、ディフェンスラインの選手たちも身体を張って守ってくれました。お陰でシュートは来なかったんですけど、リスク管理のところとか、そういう自分の役割は果たした試合だったのかなと思います」

 U-16世代からU-17日本代表入り。試合開始当初は緊張もあったという。だが、「周りを見れば頼もしい選手たちもいっぱいいるので、そこは緊張せずに落ち着いてプレーすることはできています」。18日の練習試合(対・広島文化学園大/○4-0)に続き、シュートセーブするようなシーンはなかったが、再び無失点。この広島合宿では課題を確認しながら成長することができている。

「ポジショニングの移動の速さだったり、細かいビルドアップのミスだったり、そういうところは初めて感じるスピード感だったので、慣れるまで結構時間がかかりましたけども、そこはGKコーチの井出(大志)さんと少しずつ改善できたかなと思っています。課題はたくさん見つかりましたけれど、そこでも自分のシュートストップとかキックとか通用するところもあるんで、また成長できる1つのいい刺激になったんで、持ち帰って、ここからまた選ばれるようにやっていきたい」。

 木田は188cm、78kgの大型守護神。昨年はU-15日本代表フランス遠征メンバーにも選ばれている注目株だが、2026年U-16日本代表GKシュルツ建斗(鹿島つくばジュニアユース)、2025年U-15日本代表GK三崎斗馬(鹿島ジュニアユース)との競争の末、鹿島ユースへの昇格を果たすことができなかった。

 複数の誘いがある中で選んだ進路は、新潟の強豪・帝京長岡高。「人生1回きりで、知ってる選手もいる関東に進学することももちろんできたんですけど、あえて自分の全く知らない、雪のたくさん降る北信越行って、どうせ行くならチャレンジしたいって思いました。あと、小さい頃からも選手権に出ることも1つの目標だったんで、そこに一番挑戦できて、新しい自分を見つけられるところに、ということで帝京長岡にしました」とその理由について明かす。

 新たな環境で挑戦。「ずっとJユースでやっていて、高体連は初めての雰囲気でまだまだ分からないところもあるんですけど、美しいパスサッカーをするチームなので、コーチング全体の声かけの部分も含めて非常にいいチームで成長できそうだなと思っています。目標は選手権優勝、インターハイ、そしてプレミアリーグもあるので3冠です。個人的にも1年生から試合に出て活躍すること目標です」。目標のGKは鹿島GK早川友基。横浜FMユースに上がれず、桐蔭学園高(神奈川)から日本代表まで上り詰めた守護神のように、自分も新潟でライバルたちを逆転する意気込みだ。

「(シュルツ)建斗もU-16(日本代表に)選ばれていて活躍していると思う。(三崎)斗馬も(鹿島)ユースでJユースカップのベンチに入っていたりしている。自分は帝京長岡に行きますけど、あの2人を見返せるように、そしてアントラーズのスタッフの人たちも見返せるように、また頑張っていこうと思っています」と力を込めた。

 今回、彼ら2人よりも先にU-17日本代表入り。この代表に選ばれ続けるためにも、帝京長岡ではU-17日本高校選抜候補GK仲七璃(2年)らから守護神の座を勝ち取ることに本気で挑戦する。「(仲は)ほんとに尊敬してる先輩でもありますし、非常に上手いですけど、そこに負けてたらアジアカップとかいけないと思うんで、そこを追い越せるように頑張ってきたい」。来年ではなく、今年のU17アジアカップとU-17ワールドカップに出場することが目標だ。

 U-17日本代表の広島合宿は23日まで。広島ユースとの最終節で出番を得られれば、自分のプレーを出すだけだ。「(今回、U-17日本代表で)今までにないチャンスをもらったと思っていますし、ここで活躍すればアジアカップも、ワールドカップにも繋がってくると思うので、(これまでも)遠慮している訳ではないですけど、物怖じせず、遠慮せずに自分のプレーを出すことがここに選ばれてる意味なのかなと思っています」。最終日も遠慮せずに自分を出し切り、チャンスを掴む。


(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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