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ウェンブリー全勝の鎌田大地、欧州カップ戦でも光る無類の勝負強さ「自分の特徴を聞かれてもうまく答えられないけど…」

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MF鎌田大地(クリスタル・パレス)

 遠藤航、南野拓実、久保建英といった主軸選手の負傷離脱が相次ぐ中、器用さと勝負強さを兼ね備える背番号15にかかる期待は大きくなるばかりだ。

 日本代表MF鎌田大地(クリスタル・パレス)は昨年12月中旬からの約1か月半にわたる負傷離脱を乗り越え、W杯最終予選から一度も欠けることなく今回のイギリス遠征に合流。W杯前最後の活動に向けて「チームとしてやりたいことや守備の仕方、攻撃でも良い積み重ねができている。誰が出てもいい競争ができていて、お互い理解し合えている。チームの戦術をしっかり表現しつつ、自分たちの良さが出せたら」と頼もしく意気込んだ。

 2度目のW杯を目前に控え、上々のシーズンを過ごしている。2024年夏から加入したクリスタル・パレスでは今季、クラブを史上初めて欧州カップ戦の舞台に導き、安定したパフォーマンスでベスト8進出に貢献している鎌田。いったん欧州トップクラブを渡り歩く選択をせず、W杯の活躍を念頭にプレミア中堅クラブへのキャリアを選んだはずが、結局は自らの力によって欧州タイトルを掴める権利を手にしている。

「パレスのようなチームがヨーロッパに出るというのはチームメートも想像していなかったとみんな言っているくらいに難しいことだったと思うし、そこに関われているのは自分自身素晴らしいことだと思う。それプラス、サッカー選手として実力の部分だけじゃなく、多少なりとも持っているのかなと思っていて、常にヨーロッパの舞台、4大リーグのチームでしっかりで続けたいというのは思っていたので、それが達成できているのは良いこと。今年もまだタイトルを狙うチャンスがあるので狙って行けたらいいなと思います」

 「持っている」という表現を選んだものの、実際に目立っているのは鎌田自身の無類の勝負強さだ。

 鎌田は今季、ハムストリングの負傷で戦線を離脱していたが、その間のクリスタル・パレスの戦績は3分5敗の大ブレーキ。一方、出場した試合では10勝4分6敗という好成績を維持しており、鎌田の出場可否が勝敗に直結する状況となっている。またUEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも敗れた2試合はいずれも先発を外れており、45分以上出場した試合は4勝2分の無敗。フランクフルトでのUEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇時も13試合無敗で大会を駆け抜けており、その勝率が何よりの価値を示している。

 そうしたデータについては鎌田自身も多少なり、前向きな自覚を持っているという。

「僕自身、よく自分の特徴を聞かれて自分自身でもうまく答えられないけど、少なからずチームに貢献できているというのは自分自身も感じていて、自分がいなかった時にパレスが勝てなかったりだとか、代表も強豪とやっているときに基本的にスタートから出させてもらったりだとか、ゴールとかアシストという目に見える部分でたくさん結果が出ているわけではないけど、常にいるというのは少なからず貢献できていると思うので、それが自分だと思います」

 果たしてその要因は——。「もちろんチームのパフォーマンスに助けられていることもあるし、自分自身もそういう部分で戦い慣れていたり、大舞台になれば少なからず萎縮してしまうというところでいつも通りできるとか、数字に表れないところでは貢献できていると思うので、そういう部分じゃないかなと思います」。勝負どころで本来のパフォーマンスを発揮できるメンタリティが、無類の勝負強さを支えているようだ。

 今回の親善試合2試合でも、W杯本大会でも、そのような勝負強さが発揮されれば頼もしいことこの上ない。今回のイングランド戦(31日)も聖地ウェンブリーで行われる華試合。鎌田自身は昨季のFAカップ準決勝アストン・ビラ戦(○3-0)、決勝のマンチェスター・C戦(○1-0)、今季のコミュニティシールド・リバプール戦(○2-2、PK3-2)と3戦全勝中という得意の場所だ。

「ウェンブリーという素晴らしいスタジアムで国を背負って戦えるのは素晴らしいことだと思うし、僕自身ウェンブリーで3試合やって1回も負けていないので、そういう部分でそれを継続できるようにやって行けたらなと思います」。サッカーの母国で迎えるW杯への総仕上げ。日本の鍵を握るのは大舞台に強い攻守の柱だ。

(取材・文 竹内達也)

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ゲキサカ編集部
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