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なでしこJとオーストラリア女子代表が男女の賞金平等化へ共同声明「これからも闘い続けていきます」

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共同声明を発表した

 日本女子代表(なでしこジャパン)とオーストラリア女子代表の選手一同が2日、国際プロサッカー選手会アジアオセアニアを通じてアジアカップの男女賞金平等化などを求める共同声明を発表した。

 3月にオーストラリアで行われた女子アジア杯は合計35万46人の入場者数を記録し、日本がオーストラリアを1-0で破った決勝だけでも7万4397人を動員。これまでの1大会総入場者数記録(5万9910人)と1試合の入場者数記録(1万8000人)をそれぞれ大幅に上回る大盛況の大会になった。

 だが、決勝を戦った両チームは共同声明で「今回の女子アジアカップは、私たちの競技の成長が止められないものであることを、改めて示しました。その一方で、女子サッカーにはまだ大きな可能性が残されています。 本大会の成功にもかかわらず、賞金規模は世界の中で最も低く、男子と女子の間には依然として差が存在しています」と指摘。「大会前に私たちはAFCに対し、賞金の平等化、すべての選手への賞金の公平な分配、そして持続的なレガシーの協創に向けて協力することを呼びかけましたが、現時点でその提案は受け入れられていません」と訴えた。

『ESPN』や『BBC』によると今大会の女子アジア杯は4強のみに賞金が支払われる形で、総額は180万ドル(約2億8724万円)。男子の1480万ドル(23億6000万円)とは大きな差がある。またヨーロッパ、南米、アフリカ、北中米の各女子大陸選手権の賞金総額と比較しても女子アジア杯が最も低いという。

 そうした状況を受けて両チームは「賞金の平等化は、アジア全体の選手やサッカーコミュニティにとって大きな変革をもたらすものです。賞金の平等化は、この地域のあらゆるレベルにおける競技水準の向上にもつながります。平等は短期的には選手に恩恵をもたらし、長期的にはサッカー全体に利益をもたらします」と共同声明を発表した。

 また、今大会ではインド女子代表がサイズの合わないユニフォームを着用したほか、韓国女子代表が同国協会に待遇改善を要求していることなど競技面以外での問題も発生。情勢が不安定なイラン女子代表では国歌斉唱を拒む選手もいた。

 両チームは「AFCと選手がともに向き合い、協力して取り組んでいくべき課題があることも示しました。インド代表選手のユニフォームの問題や、韓国代表選手が協会との継続的な問題に 直面している状況、そしてイラン代表選手の皆さんが示した勇気ある姿は、私たちに多くのことを考えさせました」と伝え、アジアサッカー連盟(AFC)と協力して諸問題に取り組む姿勢を示している。

 その上で両チームは「これらの課題は、パートナーシップのもとでこそ解決できるものです。私たちはこれからも前を向き、FIFAが2027年女子ワールドカップにおける賞金平等の公約を果たすことを期待しています。 そして、この地域における女子サッカー選手の平等と尊重の実現に向けて、これからも闘い続けていきます」と伝えた。

●女子アジアカップ2026特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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