信頼ゆえの葛藤…森保監督、南野&遠藤らのW杯招集に「プレッシャーをかけすぎると逆に壊してしまうかもしれない」
日本代表の森保一監督が7日朝、イギリス遠征後のヨーロッパ視察を終えて羽田空港に帰国し、負傷のため長期離脱を強いられているMF南野拓実(モナコ)とMF遠藤航(リバプール)の状態に言及した。
南野は昨年12月下旬に負った左膝前十字靱帯断裂、遠藤は今年2月中旬に負った左足首靱帯断裂により、いずれも現在長期離脱中。2人は3月31日に行われたキリンワールドチャレンジ・イングランド代表戦の際、リハビリの合間をぬってウェンブリー・スタジアムに来場しており、試合後の円陣に加わったほか、森保監督とも面会していた。
森保監督は報道陣の質問に答える形で南野の現状について言及。イングランド戦での会話について「リハビリは順調に来ているというのは聞いている。サッカーがどれくらいできるのかというところまでは聞いていない」と明かした一方、W杯での招集については「彼のリハビリの経過を追ってみながら、メディカルに確認してもらいながらというところ。いずれにしても(リーグ戦で)数試合は出ないとキツいかなと思っている」と慎重な見通しを示した。
その言葉の背景には選手キャリアへの配慮がある。森保監督は「期待していますし、これまでも彼が貴重なゴールを決めてくれたり、彼の献身的なプレーでチーム力を上げてくれたりということで助けてもらってきた。W杯では一緒に戦いたいと思っているが……」と強固な信頼を示しつつも、「そこでもしケガをしてもっとシーズンを棒に振る、もしかしたらサッカー人生に関わるようなケガになってしまうかもしれないので、そこは本当にしっかり考えながら状態を見て決めていきたいと思っている」と述べた。
それは遠藤についても同様の姿勢だ。2人とイングランド戦で面会した際の会話についても「(W杯に)出られるかどうかはもちろん期待はあっていいと思うけど、そこは彼らが落ち着いてリハビリできるようにあまりコミュニケーションを取っていない」と明かした。
完治しない状況での強行招集には前向きではないようで、それは同じく長期離脱中のDF町田浩樹(ホッフェンハイム)においても同じとみられる。森保監督は長期離脱者への向き合い方について「プレッシャーになって、早く早くになって、絶対に戻ってきてくれという気持ちではもちろんいるけど、プレッシャーをかけすぎると逆に壊してしまうかもしれないので、本人たちが落ち着いてリハビリできる環境を作ってあげることが大切かなと思っている」と葛藤をにじませつつ、現状の姿勢を示した。
(取材・文 竹内達也)
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南野は昨年12月下旬に負った左膝前十字靱帯断裂、遠藤は今年2月中旬に負った左足首靱帯断裂により、いずれも現在長期離脱中。2人は3月31日に行われたキリンワールドチャレンジ・イングランド代表戦の際、リハビリの合間をぬってウェンブリー・スタジアムに来場しており、試合後の円陣に加わったほか、森保監督とも面会していた。
森保監督は報道陣の質問に答える形で南野の現状について言及。イングランド戦での会話について「リハビリは順調に来ているというのは聞いている。サッカーがどれくらいできるのかというところまでは聞いていない」と明かした一方、W杯での招集については「彼のリハビリの経過を追ってみながら、メディカルに確認してもらいながらというところ。いずれにしても(リーグ戦で)数試合は出ないとキツいかなと思っている」と慎重な見通しを示した。
その言葉の背景には選手キャリアへの配慮がある。森保監督は「期待していますし、これまでも彼が貴重なゴールを決めてくれたり、彼の献身的なプレーでチーム力を上げてくれたりということで助けてもらってきた。W杯では一緒に戦いたいと思っているが……」と強固な信頼を示しつつも、「そこでもしケガをしてもっとシーズンを棒に振る、もしかしたらサッカー人生に関わるようなケガになってしまうかもしれないので、そこは本当にしっかり考えながら状態を見て決めていきたいと思っている」と述べた。
それは遠藤についても同様の姿勢だ。2人とイングランド戦で面会した際の会話についても「(W杯に)出られるかどうかはもちろん期待はあっていいと思うけど、そこは彼らが落ち着いてリハビリできるようにあまりコミュニケーションを取っていない」と明かした。
完治しない状況での強行招集には前向きではないようで、それは同じく長期離脱中のDF町田浩樹(ホッフェンハイム)においても同じとみられる。森保監督は長期離脱者への向き合い方について「プレッシャーになって、早く早くになって、絶対に戻ってきてくれという気持ちではもちろんいるけど、プレッシャーをかけすぎると逆に壊してしまうかもしれないので、本人たちが落ち着いてリハビリできる環境を作ってあげることが大切かなと思っている」と葛藤をにじませつつ、現状の姿勢を示した。
(取材・文 竹内達也)
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