鹿島で出番得られぬ苦境も…腕章巻いた徳田誉が2発、示した点取り屋の矜持「色々あったけど成長の実感はあった」
この試合2点目を沈めたFW
[8.31 U20アジア杯予選GL第1節 日本 4-0 クウェート プノンペン]
これぞキャプテン、これぞエースの仕事だった。
8月31日に行われたAFC U20アジアカップ予選の第1節。山口智監督が率いるU-19日本代表はU-19クウェート代表を4-0で下し、好スタートを切った。そのチームで圧倒的な存在感を示したのが、FW徳田誉(鹿島)だった。
3-5-2の最前線に入った徳田は序盤から安定感のあるポストプレーで起点となりつつ、積極的にゴールを狙っていく。ボックス内でシュートを狙う場面もあったが、活かし切れないなかで迎えた前半40分に仕留める。右CBの布施克真(筑波大)が右サイドの深い位置からクロスを入れると、ゴール前でうまく相手を外した徳田が魅せた。対空時間の長いジャンプで合わせると、強烈なヘディングシュートを決めた。
「1点目は好きな形」という得意なパターンでネットを揺らして勢いに乗った背番号13は、42分にも右ウイングバックのMF瀬口大翔(神戸)との連携で右サイドから切れ込んで左足を一閃。「イメージ通り」と振り返った突破から、ゴール右隅に豪快なシュートを叩き込んだ。
後半も3点目を狙って果敢にペナルティエリア内に入ったが、ゴールは奪えずに17分に交代。それでも格の違いを見せるパフォーマンスを見せたのはもちろん、「ちょっと緊張した」という久々のキャプテンという大役も全うし、GK村松秀司(ロサンゼルスFC)に腕章を託してピッチを去った。
試合後、ミックスゾーンに現れた徳田。自クラブでは苦しい時を過ごしていただけに、充実した表情からは安堵感も伝わってきた。
高校3年生だった2024シーズンは2種登録選手としてプレーし、プロ1年目の25シーズンは9試合で2得点。飛躍を誓って迎えたプロ2年目の26年特別シーズンは僅か3試合の出場にとどまり、ゴールを奪えなかった。8月に開幕した26-27シーズンも2試合で無得点。プレー時間も伸びず、悔しさを噛み締めて代表活動に合流した。
調子は悪くない。でも、クラブで試合には出られない。決して仲間やメディアの前で弱音を吐かなかったが、もどかしい気持ちを抱えていた。それでも代表活動では前向きに取り組み、結果を残すことだけにフォーカス。得意とするシュートのフィーリングも高まり、“やれる”手応えはあった。
「(簡単に)うまくいかないのを知っている。試合展開で出られなかったり、怪我もしたり、色々あったけど成長できている実感はあった」(徳田)
エースストライカーとして、キャプテンとして──。重責を背負う徳田が示した点取り屋としての矜持は確かで、自信を取り戻すには十分すぎるクウェート戦のパフォーマンスだった。
だが、これで終わりではない。徳田は言う。
「今日のようなプレーを続けていきたい。この先もそうだし、代表活動から戻っても大事になってくる」
アジアの戦いはあと2試合。チームの勝利、アジアカップ本戦出場を決めるのはもちろん、自分の未来を切り開くためにも貪欲な姿勢でゴールを狙っていく。
(取材・文 松尾祐希)
●AFC U20アジアカップ2027予選特集
これぞキャプテン、これぞエースの仕事だった。
8月31日に行われたAFC U20アジアカップ予選の第1節。山口智監督が率いるU-19日本代表はU-19クウェート代表を4-0で下し、好スタートを切った。そのチームで圧倒的な存在感を示したのが、FW徳田誉(鹿島)だった。
3-5-2の最前線に入った徳田は序盤から安定感のあるポストプレーで起点となりつつ、積極的にゴールを狙っていく。ボックス内でシュートを狙う場面もあったが、活かし切れないなかで迎えた前半40分に仕留める。右CBの布施克真(筑波大)が右サイドの深い位置からクロスを入れると、ゴール前でうまく相手を外した徳田が魅せた。対空時間の長いジャンプで合わせると、強烈なヘディングシュートを決めた。
「1点目は好きな形」という得意なパターンでネットを揺らして勢いに乗った背番号13は、42分にも右ウイングバックのMF瀬口大翔(神戸)との連携で右サイドから切れ込んで左足を一閃。「イメージ通り」と振り返った突破から、ゴール右隅に豪快なシュートを叩き込んだ。
後半も3点目を狙って果敢にペナルティエリア内に入ったが、ゴールは奪えずに17分に交代。それでも格の違いを見せるパフォーマンスを見せたのはもちろん、「ちょっと緊張した」という久々のキャプテンという大役も全うし、GK村松秀司(ロサンゼルスFC)に腕章を託してピッチを去った。
試合後、ミックスゾーンに現れた徳田。自クラブでは苦しい時を過ごしていただけに、充実した表情からは安堵感も伝わってきた。
高校3年生だった2024シーズンは2種登録選手としてプレーし、プロ1年目の25シーズンは9試合で2得点。飛躍を誓って迎えたプロ2年目の26年特別シーズンは僅か3試合の出場にとどまり、ゴールを奪えなかった。8月に開幕した26-27シーズンも2試合で無得点。プレー時間も伸びず、悔しさを噛み締めて代表活動に合流した。
調子は悪くない。でも、クラブで試合には出られない。決して仲間やメディアの前で弱音を吐かなかったが、もどかしい気持ちを抱えていた。それでも代表活動では前向きに取り組み、結果を残すことだけにフォーカス。得意とするシュートのフィーリングも高まり、“やれる”手応えはあった。
「(簡単に)うまくいかないのを知っている。試合展開で出られなかったり、怪我もしたり、色々あったけど成長できている実感はあった」(徳田)
エースストライカーとして、キャプテンとして──。重責を背負う徳田が示した点取り屋としての矜持は確かで、自信を取り戻すには十分すぎるクウェート戦のパフォーマンスだった。
だが、これで終わりではない。徳田は言う。
「今日のようなプレーを続けていきたい。この先もそうだし、代表活動から戻っても大事になってくる」
アジアの戦いはあと2試合。チームの勝利、アジアカップ本戦出場を決めるのはもちろん、自分の未来を切り開くためにも貪欲な姿勢でゴールを狙っていく。
(取材・文 松尾祐希)
●AFC U20アジアカップ2027予選特集


