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同世代の躍動に抱く感情「でも、やっていくしかない」U-19日本代表FW浅田大翔(横浜FM)が求める“結果”

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FW浅田大翔(横浜FM)

 8月31日に行われたAFC U20アジアカップ予選の初戦。山口智監督率いるU-19日本代表はクウェートに4-0で勝利し、1位8か国と各組2位の上位7カ国に与えられる本大会の出場権獲得に向けて好スタートを切った。

 試合翌日は夕方に予定していた練習時間を変更し、午前中に実施。次戦に向けてリカバリーをしつつ、前日の試合で出番が限られていた選手を中心に1時間半ほど汗を流した。

 トレーニング後には自主練習の時間が10分ほど設けられ、選手たちは自分に必要なことを自分で判断してメニューを消化。その中で念入りシュートを打ち込んでいたのが、FW浅田大翔(横浜FM)だった。

 クウェート戦では3-5-2の最前線に入り、FW徳田誉(鹿島)との2トップを形成。前線で精力的に動き、ポストワークや裏抜けでチャンスに絡んだ。1-0で迎えた33分にはMF川合徳孟(磐田)のラストパスに反応し、PA内の左から中へ入り込む。そのタイミングで相手DFのファウルを誘い、これで得たPKをMF 濱崎健斗(神戸)が決めて追加点のきっかけを作った。

 その後も攻撃で起点となり、守備でも献身的なプレスバックでチームに貢献。しかし、徳田が2得点を奪った一方で、自身はネットを揺らせず後半30分に交代。タフに戦い続けるプレーやゴールに向かう姿勢が光ったものの、FWマギージェラニー蓮(大宮)と交代する際は悔しそうな表情でピッチを後にした。

 1日の練習後、浅田はクウェート戦の出来について言及。「得点に絡むことはできた」としつつも、「ゴール前に入っていくことはできていたけど、何回もチャンスがあったのに決め切れなかった」と課題を口にした。

 そうした想いが1日の練習後の行動にも現れている。軽めの調整で終わったスタメン組の中で、浅田は居残りでシュート練習に励んだ。

 欲しいのは結果──。振り返れば、今季の浅田は出場期間を伸ばせず、苦戦を強いられている。J1・百年構想リーグは9試合に出場した一方で無得点に終わり、スティーブ・コリカ新監督が就任した今季は3試合ともメンバー外。トレーニングマッチでは本職のセンターフォワードではなく、左サイドやトップ下で起用されているとはいえ、“プロの壁”を越えられずにいる。

 だからこそ、今回のU-19日本代表では浮上のきっかけを掴む大きなチャンス。開幕からスタメン出場を続けているMF吉田湊海(鹿島)や天皇杯でプロ初ゴールを決めたMF長南開史(柏)など、昨秋のU-17ワールドカップでチームメイトだった選手が所属クラブで台頭中。自クラブでは16歳のMF三井寺眞(横浜FM)がリーグ戦4試合で2ゴールを奪っており、自身も負けられないという想いは日増しに強くなっている。浅田は言う。

「同世代の選手の活躍は悔しい。でも、やっていくしかないので。来年はU-20ワールドカップもありますし、名を上げるためにも、今回の予選やU20アジア杯で(ゴールを)しっかり入れないといけない」

 コンディションは良く、パフォーマンスも悪くない。あとはゴールがついてくれば、量産体制に入る可能性はある。“ケチャドバ”となれば、自信は深まり、クラブでも再びポジション争いに食い込むチャンスも出てくるだろう。カンボジアでの経験を実りあるものにすべく、背番号9は第2戦以降の爆発を誓う。

(取材・文 松尾祐希)

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松尾祐希
Text by 松尾祐希

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