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遠藤、小野や俊輔らの“ファンタジスタ対決”に闘志。「お互い良いプレーを見せ合えれば」

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 日本代表MF遠藤保仁(G大阪)が“ファンタジスタ対決”でファンを魅了する。Jリーグ選抜の中盤には、MF小野伸二(清水)やMF小笠原満男(鹿島)といった遠藤と同学年、いわゆる黄金世代のほか、MF中村俊輔(横浜FM)やMF中村憲剛(川崎F)と“ファンタジスタ”が勢ぞろい。「楽しみですね。お互い良いプレーを見せ合えればいいですね」と“競演”を誓った。

 小野や小笠原とはアンダー世代の日本代表から切磋琢磨してきた。俊輔とは南アフリカW杯本大会こそコンビ解消となったが、岡田ジャパンの攻撃の柱として、共鳴し合ってきた盟友だ。「もともと、ずっと代表に入ってやっていた選手がいるし、みんなが代表に入っている選手ばかり」と懐かしむ。

 試合では遠藤は3-4-3のボランチを務め、小野や小笠原は4-3-3のアンカーを務める可能性が高い。いわば、ともにゲームメイクをする立場となる。遠藤は「シンジやミツオとはドイツ大会まで一緒にやっていた。対戦するのは変な感じですけど、ピッチに立てば結果を出せるようにやっていきたい」と静かに闘志を燃やした。

「全力を尽くして、その中でたくさん個人としてもチームとしてもいいプレーを見せて、チャンスをいっぱい作っていやりたい。お互い良い選手がたくさんいるんで、魅力のあるゲームをして、少しでも一人ひとりの想いが届けられればいいなと思います」と遠藤。日本屈指のテクニシャン、ファンタジスタ同士の中盤の攻防は、ゴールシーンにも負けない見どころとなりそうだ。

(取材・文 近藤安弘)

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