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U-19代表候補は妥協することなくポゼッション練習

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 徹底したポゼッション練習の成果が少しずつだが出てきている。U-19日本代表候補は12年の初練習となった12日、午前・午後のトレーニングの半分以上の時間を6対6プラスフリーマン2人のポゼッション練習に費やした。そして13日午前の練習もウォーミングアップの後に組まれたのは20分間のポゼッション練習。守備側の選手たちが吉田靖監督にプレッシャーの甘さを再三指摘されていた状況ではあったが、それでも前日よりも明らかに向上。精度と集中力も高く、スピーディーにボールを動かしてDF側を振り回していた。

 続く11対11のゲーム形式練習でもパスで局面を打開する場面が増加。司令塔役のMF大島僚太(川崎F)は「ずっと続けてやってきたので段々分ってきている」。ただバランスを欠いたままの状況で出したパスをDFに弾かれ、カウンターのピンチを招くこともあった。それだけに吉田監督は「まだまだ。状況に応じて選択肢をもう少し増やしていかないとダメ」。合宿最終日14日の練習試合を含めて妥協せずに徹底して、レベルアップする。

[写真]U-19代表候補合宿、近藤が確実にボールをつなぐ
(取材・文 吉田太郎)

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