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U-19代表候補、和泉&榊がゴールも流通経済大と2-2ドロー

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[3.14 練習試合 U-19日本代表候補2-2流通経済大 市原臨海]

 2013年のU-20W杯を目指すU-19日本代表候補は千葉合宿最終日の14日午前、流通経済大のセカンドチームにあたる流通経済大FC(関東サッカーリーグ所属)と練習試合を行った。前半32分に先制点を奪われるも、後半10分にFW和泉竜司(市立船橋高→明治大)のゴールで追いつくと、直後の11分にはFW榊翔太(札幌)が勝ち越しゴール。しかし終了間際の39分に失点を喫し、2-2で引き分けた。14日午後には、千葉と練習試合を行う。

 U-19代表候補は4-4-2システムを採用。GK中村航輔(柏U-18)、DFラインは右から前貴之(札幌)、犬飼智也(清水)、植田直通(大津高)、佐藤和樹(名古屋)。ダブルボランチは原川力(京都)と水野泰輔(名古屋)が務め、2列目は右に差波優人(青森山田高→明治大)、左に杉本竜士(東京V)が入った。2トップは榊と和泉が務めた。

 互いにシュートまで持ち込めず。試合はなかなか動かない。ポゼッションで上回ろうと奮闘するU-19代表候補だったが、なかなかボールがおさまらず、苦しい状況が続いた。それでも前半11分には、ようやくチャンスをつくる。前のパスから右サイドへ抜け出した差波が中央へ折り返す。PA内右の和泉が反転してシュートを狙うも、ポスト左へ外れた。その後は中盤で水野がゲームメイク。引き気味の位置から左右へボールをふり、チャンスとみれば前線へロングボールを送る。だが、あと一歩のところで得点にはつながらなかった。前半26分には水野が右サイドへ展開し、差波の折り返しに和泉が飛び込むも合わず。GKにクリアされた。

 幾度かチャンスをつくるも、ゴールが奪えない。すると前半32分、左サイドから押し込まれるとピンチを迎えた。パスをつながれ、最後は浮き球パスからPA正面へFW田宮諒(2年=流通経済大柏高)に飛び出された。前と犬飼の間に入り込まれて放たれたヘディングシュートはGK中村の手の上を抜け、ゴールネットを揺らした。先制を許し、前半を0-1で折り返した。

 後半開始と同時にU-19代表候補は、2枚の交代カードを切る。GK中村に代わって、GK杉本大地(京都)、植田にのポジションには秋野央樹(柏U-18)が入った。何としてでもゴールの欲しいU-19代表候補は必死に仕掛ける。すると後半10分、待望のゴールが生まれた。バイタルエリアで抜け出した和泉が前を向き、中央からドリブル突破。自ら持ち込むとゴール正面から冷静に左足シュート。GKの足元を抜けたボールはゴールネットへ吸い込まれた。

 このゴールで勢いづいたU-19代表候補はさらに1分後の11分、右サイドをオーバーラップした前がディフェンスラインの背後へスルーパスを送ると、PA内左へ抜け出した榊が冷静に左足シュートをゴールへ流し込んだ。札幌コンビの絶妙なコンビネーションによって2-1と逆転に成功。前半に比べて明らかにパスがつながっていたU-19代表候補は右サイドを前と差波のコンビで崩し、佐藤の左クロスから榊が決定機を迎える場面もあった。

 だが後半39分、流通経済大DF梅澤諒介(3年=流通経済大柏高)の右クロスからゴール前で混戦となると、最後はFW小山博史(4年=ルーテル学院)にゴール正面からシュートを叩き込まれて同点に追いつかれてしまう。再び勝ち越すために原川や杉本らが必死にゴールを目指したが、そのまま試合終了。一時は逆転に成功するも、2-2のドローで試合を終えた。

[写真]後半10分、中央突破したU-19代表候補FW和泉が同点ゴール
(取材・文 片岡涼)

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