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退団セレモニー、ニュルンベルク移籍のC大阪・清武「僕は本当に幸せ者」

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[6.30 J1第16節 C大阪1-1浦和 長居]

 ブンデスリーガのニュルンベルク移籍が決まったセレッソ大阪のMF清武弘嗣が30日の試合後に退団セレモニーを行った。「この2年半はいつも楽なことばかりじゃなく、とても苦しい思いをしたが、監督やスタッフ、選手の皆さんに支えられてここまでこれた。僕は本当に幸せ者。本当にありがとうございました」と挨拶した。

 セレモニーにはC大阪出身のMF香川真司(現・マンU)も花束贈呈で登場。ブンデスリーガ・ドルトムントから世界へ羽ばたいた"先輩"として「セレッソでのキャリアお疲れさまでした。キヨのプレーで日本や世界を驚かせてほしい」と言葉を送った。

 この日の試合、C大阪は浦和に先制されるも追いついての1-1ドロー。清武にとって、今節の浦和戦がC大阪の一員として戦う最終戦。C大阪経由で海外挑戦を果たしている香川、MF乾貴士(現・フランクフルト)はともに、C大阪最終戦でゴールを決めており、清武もこれに続きたいところだったが、この日は不発。0-1で迎えた後半26分に途中交代。試合後は「思った以上にがちがちで何もできなかった……。何もできていないし悔しさの残る最後だった」と唇を噛んだ。

 悔しい結果となったが、これが最終戦。セレモニーではC大阪のサポーターへ向け、「最初の頃、僕は人見知りでサポーターの皆さんに不愉快な思いをさせてしまったことは、本当に後悔している。すみませんでした。セレッソのサポーターが温かくて本当に大好き。チームはなかなか波に乗れず、苦しいときもあると思いますが、サポーターの皆さんの力が必要です。これからも応援よろしくお願いします」と力を込めた。

 セレモニー後にはチームメイトたちが胴上げ。2年半戦ってきた長居の空に7度舞った。7月からは新天地でのチャンレンジ、そしてロンドン五輪も控えている。C大阪経由でドルトムントで活躍し、世界へ羽ばたいた香川に清武が続く。

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