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5試合ぶりの失点を悔やむ栗原 「せっかく点を取ってくれたのに…」

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[6.30 J1第16節 横浜FM1-1名古屋 日産ス]

 ワンチャンスで決められた。4試合連続無失点のクラブ記録を更新中だった横浜F・マリノスは1-0の後半38分に5試合ぶりの失点。5月12日の広島戦(3-1)で前半6分に許した先制点を最後に続けてきた無失点記録は526分で途絶えた。

 被シュートはわずか5本だった。前半18分のFW金崎夢生、同30分のFW永井謙佑のシュートはいずれもミドルシュートで、同38分のMF藤本淳吾は直接FK。後半1分の永井のシュートも大きく枠を外れ、それ以降は1本もシュートを許していなかった。

 ところが、後半38分、藤本のロングフィードをFWケネディが胸で落としたところで永井をフリーにしてしまい、1-1の同点に追いつかれた。DF栗原勇蔵は「相手は3バックに変えてきて、放り込んでくるのも分かっていたけど、ズルズル下がりすぎて、両サイドにプレッシャーがかからなくなった」と悔やむ。

「相手の得意なパターンというか、それで一発でやられた。競り負けていたわけでもないし、あの1本だけ。でも、そこをものにしてくるのはさすがだと思う」。これで9試合連続負けなし(5勝4分)となったが、最近5試合は1勝4分だ。4試合連続無失点の間も得点はわずかに1で、うち3試合がスコアレスドローに終わっていた。

「シュートも4、5本しか打たれてないと思うし、全然やられてないけど、結果は1-1。せっかく点を取ってくれたのに、こういうときに守れないと意味がない。引き分けが多いのはもったいない」。そう言って唇をかんだ栗原。攻守がかみ合わず、思うように勝ち点3に届かない現状が歯がゆかった。

(取材・文 西山紘平)

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