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好機逃し直後に失点…横浜FM・齋藤「もっと責任感を持たないと」

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[6.30 J1第16節 横浜FM1-1名古屋 日産ス]

 試合を決めるチャンスはあった。横浜F・マリノスは1-0の後半35分、右サイドを突破したFW小野裕二の折り返しにFW齋藤学がニアサイドへ飛び込む。しかし、左足で合わせたシュートはGKに当たり、ゴールラインを割った。追加点の決定機を逃し、その3分後に失点。1-1の引き分けに終わった。

「あそこで点が決まるかどうかで勝敗が決すると思って、もっと責任感を持ってやらないといけない」。試合後、齋藤はそう言って反省した。チームはこれで9試合負けなし(5勝4分)だが、最近5試合は1勝4分で、得点もわずか2。守備陣は4戦連続無失点を記録するなど粘り強いディフェンスを見せているだけに、攻撃陣の奮起が待たれている。

 齋藤自身、7月2日に発表される五輪最終登録メンバー18人に入るためのアピールも狙っていた。しかし、これで出場試合は4戦連続ノーゴール。「ここ何試合か、持ち味を出せていない分、ドリブルとかワンタッチの崩しとか、自分のプレーを出していこうと思っていた」。鋭いドリブルで名古屋守備陣を翻弄する場面もあったが、「決められればという形ばかりだった。もっと練習します」と、無得点の結果を悔やんでいた。

(取材・文 西山紘平)

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