札幌・宮の沢で23日、J1のコンサドーレ札幌は練習を行った。14日の磐田戦(1-4)後に持病の腰痛のため別メニュー調整を続けていたFW内村圭宏が28日の名古屋戦(札幌厚別)に向けて、全体練習に合流した。

　スポーツ報知によると、内村は「(痛みが)ゼロになったわけではないが、比較的良いぐらい。もう出て欲しくない」と語り、この日のミニゲームでは1トップを務め、MFハモンと好連係を見せた。昨シーズンのJ2では12得点を挙げてチームの得点王に輝いたが、今季は14試合に出場し1得点。攻撃陣にはFWテレ、ハモンも加わり、定位置争いは激化した。「今まで以上に頑張らないと試合に出られない。今まで“腰痛いアピール”しかしていない。早く自分の強みを出してプレーしたい」と、内村は決意を語っている。

　また、札幌は最終ラインにもテコ入れをした。主力組のCBに新加入の韓国人DFキム・ジェファンとオーストラリア代表DFジェイド・ノースを起用。今季J1ワーストの42失点を喫している守備の立て直しをはかる。日刊スポーツに対し、石崎信弘監督は「まずまずかな。あとは25日の練習試合でならしていければ」と語っており、28日の名古屋戦での起用を示唆した。