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宮吉が2戦連発!!逆転勝利の京都が3連勝で暫定2位

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[10.7 J2第37節 栃木1-2京都 栃木グ]

 J2の第37節2日目が7日に各地で行われた。4位京都サンガF.C.は敵地で9位栃木SCと対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。3連勝で勝ち点64に伸ばした京都は、前節・徳島戦が台風の影響で延期となっているため、1試合消化試合数が少ないながらも、この後に試合が行われる2位・湘南を勝ち点1差で上回り、J1自動昇格圏内である暫定2位へ浮上を果たした。

 後半10分に途中出場したFW宮吉拓実の2戦連続ゴールが決勝点になった。0-1から途中出場のMF内藤洋平の直接FKで追いつき、1-1で迎えた後半29分だった。中央でボールキープしたMF中村充孝が右サイドへスルーパス。後方から長距離を走ってきたDF安藤淳が中央へ折り返すと、ゴール前へ詰めていた宮吉が右足ダイレクトで押し込んだ。京都が2-1と逆転に成功。これが決勝点となり、3連勝を飾った。

 この日の試合は前半7分に動いた。京都のチャンスから一変して栃木がカウンター。自陣PA内でボールを奪ったMFパウリーニョからワンタッチのパスをつなぎ、攻めにかかる。FW廣瀬浩二の縦パスに反応したFWサビアがDFをかわすと、PA右へ切れ込み右足シュート。GK水谷雄一に弾かれるも、こぼれに反応したMF杉本真が胸トラップから右足でグラウンダーのシュートを決めた。栃木が先制に成功した。

 しかし、1-0で折り返した後半から京都が攻勢を増した。栃木は松田浩監督が退席処分になるなど、リードしながらも苦境に立たされる。すると後半23分に京都がゴール正面でFKを獲得。キッカーを務めたのは内藤。「狙いというか、とにかくゴールに決めるという気持ちだけだった」と振り返る右足から放たれたボールはGKの指先を抜け、ゴール右上隅へ吸い込まれた。内藤の今季初ゴールで1-1に追いついた。そして6分後の後半29分には宮吉が逆転弾。終了間際のロスタイム5分には、栃木のパウリーニョが2枚目の警告を受けて退場するなど、数的有利に立つと2-1で競り勝った。

 試合後、同点弾を決めた内藤は「自分たちの置かれている立場というのは自分たちが一番わかっているので。あとは目指すものを取るだけです」とキッパリ。京都が昇格へ向けて大きな勝ち点3を手に入れた。

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