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カイオが自らのミスを帳消しにする決勝点!!横浜FCは大分を下して勝ち点で並ぶ

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[10.7 J2第37節 大分1-2横浜FC 大銀ド]

 混戦のJ1昇格争いの中で今節も激しい上位争いが展開された。大分銀行ドームでは横浜FC大分トリニータを2-1で下した。リーグ戦5戦負けなし(3勝2分)とした横浜FCは勝ち点を61に伸ばして大分と並んだ。前節町田を下して連敗を止めて3位に浮上していた大分はホームで痛い一敗を喫し、順位を落としてしまった。なお、フットサル日本代表候補に選出されている横浜FCのFW三浦知良はベンチ外だった。

 序盤からペースをつかんだのは横浜FCだった。前半6分、DF阿部巧のアーリークロスをFWカイオが相手DFと競り合う。こぼれ球をMF武岡優斗が豪快ボレーで押し込むと、DFに当たりコースの変わったボールがゴールネットを揺らし、幸先よく先制に成功した。

 だが後半に入ると大分も反撃。FW森島康仁に当てるサイド攻撃でリズムを作ると、迎えた10分、PA内でボールを受けた森島がカイオに押し倒されてPKをゲット。これを森島がGKに読まれながらも、左隅に決めて試合を振り出しに戻した。

 しかし直後にカイオが自らのミスを取り戻す。横浜FCは後半11分、MF野崎陽介が左サイドを深くえぐりクロスを上げると、ファーサイドで競り勝ったカイオが頭で押し込み、再び勝ち越しに成功。このまま逃げ切った横浜がアウェーでの貴重な勝ち点3を手にした。

 試合後、山口素弘監督は「自分たちの力を出してくれた」と満足げに振り返ると、決勝点を奪ったカイオも「ミスを取り返して勝つことが出来てうれしい」と笑顔で振り返っていた。

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