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豊田2発!J1初参戦の鳥栖、3位で最終節へ!

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[11.24 J1第33節 鳥栖3-1浦和 ベアスタ]

 J1は24日、第33節を行い、5位・サガン鳥栖が3位・浦和レッズをホームに迎え撃った一戦は3-1で鳥栖が勝った。

 両チームの勝ち点差は2。勝てば3位浮上の可能性もある鳥栖が浦和に攻め勝った。DF槙野智章が出場停止の浦和は前半4分、右クロスからMFマルシオ・リシャルデスが放ったヘディングシュートがゴールを捉える。さらに10分にはカウンターからFW原口元気が強烈な左足シュートを打ち込み、35分にもこぼれ球を拾った原口が切り返しから左足シュートへ持ち込んだ。

 一方、鳥栖は守備から攻撃への素早い切り替えからPAへ走りこむFW豊田陽平池田圭に早めにボールを入れて先制点を狙うと45分、左サイドを切り崩して斜めにえぐったSB金民友が中央へ折り返す。これをFW豊田陽平が右足で押し込んで先制に成功した。

 追う展開となった浦和は後半13分に梅崎の右足ミドルで同点に追いついたものの、鳥栖はその5分後の18分に再び勝ち越す。自陣左サイドからのFKを前線に放り込むと、空中戦を連続で競り勝ちボールをPAへ運ぶ。そして浦和のクリアボールに反応したFW野田隆之介が右足ハーフボレーでゴール右隅へ勝ち越しゴールを突き刺した。

 鳥栖はさらに38分、浦和にとどめを刺す。カウンターからMF水沼宏太が中央突破して左サイドへ展開。これを受けたMF早坂良太が素早くクロスボールを入れると、DF間へ上手く飛び込んだ豊田が左足ダイレクトで合わせて3-1と突き放した。

 浦和は直後、19日に今シーズン限りで浦和を退団することが発表されたFW田中達也を投入して反撃したが、マルシオ・リシャルデスの決定的なシュートをDF丹羽竜平がゴールライン上でブロックするなど追撃を許さなかった鳥栖が4連勝を飾った。2ゴールの豊田は「チケットが凄い勢いで売れているということを聞いていましたし、本当にいいゲームを見せたいというところで、勝ち点3を、そしていいゲームを見せられたことは選手としてよかったと思います。勢いを持って次の試合に臨みたいと思います」。勝ち点2差の4位・名古屋も鹿島に敗れたため、鳥栖は3位浮上。初参戦のJ1でACL出場権獲得に王手をかけた。

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