Jリーグは3日、横浜アリーナで「2012 Jリーグアウォーズ」を開催した。得点王は22ゴールを記録したサンフレッチェ広島のFW佐藤寿人が獲得。自身初、広島からも初の得点王選出となった寿人は「今シーズン、22ゴールを決めましたが、自分一人の力で取ったゴールはほとんどありません」と語り、チームメイトに感謝の気持ちを述べた。

「GKとDFの選手が体を張ってボールを奪って、MFの選手が汗をかいて、そのボールを前に運んでくれて、僕はストライカーとしてゴールネットを揺らす最後の役割を果たすだけです。こうしてゴールデンブーツをいただけたのも、チームメイト全員でもらった賞だと思っています」

　自分だけでゴールを決めることはできない。仲間の支えがあっての得点王。寿人は「素晴らしいチームメイトと素晴らしいシーズンを送れたことに感謝しています。みんなありがとう」と、最後まで感謝の言葉で締めくくった。

(取材・文　西山紘平)