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佐藤寿人がMVPに輝く!!「家族にこの賞を捧げたい」

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 Jリーグは3日、横浜アリーナで「2012 Jリーグアウォーズ」を開催した。最優秀選手賞(MVP)にはサンフレッチェ広島のFW佐藤寿人が選ばれ、初の受賞となった。得点王、ベストイレブン、フェアプレー個人賞との“4冠”を達成。MVPと得点王のダブル受賞は、98年の中山雅史(当時・磐田)、02年の高原直泰(当時・磐田)、05年のアラウージョ(当時・G大阪)、08年のマルキーニョス(当時・鹿島)に続いて史上5人目の快挙となった。

「僕一人の賞ではありません。チームが優勝したからこそ、この賞をいただいたと思っています」。チームメイトや監督、スタッフ、そしてサポーターに感謝の言葉を述べた寿人は、続いて家族への思いを語った。

「子供のころからサッカーをする環境を整えてくれた両親に感謝の気持ちを伝えたい。そして僕の一番の良きライバルである兄の勇人。子供のころ、いつも僕のシュート練習に付き合ってくれたおかげで、今の自分があります」

 両親、そして双子の兄であるジェフユナイテッド千葉のMF佐藤勇人への感謝。「今季、残念ながらジェフはJ1昇格を果たすことはできませんでしたが、再来年、J1の舞台で兄弟対決ができることを願っています」と語り、場内からは大きな拍手が巻き起こった。

 スピーチの最後には「一番感謝しなければいけないのは妻の奈央と、2人の息子である玲央人、里吏人」と語った寿人。「彼らの支えがあったから、いつも前を向いて戦うことができました。家族にこの賞を捧げたいと思います」と、愛する妻と2人の息子へ感謝の気持ちを語った。

(取材・文 西山紘平)

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