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横浜FCが連敗、今季無敗の岡山が後半ロスタイム弾で今季初勝利!

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[3.24 J2第5節 横浜FC0-1岡山 ニッパツ]

 J2は24日に各地で第5節を行い、横浜FCはホームで開幕4試合連続引き分け中のファジアーノ岡山と対戦した。前半から両チームが集中した良い守備を見せる中で、横浜FCがボールを支配する時間が長くなる。しかし、得点を挙げることができなかった。後半残り5分を切ってから猛攻に出た岡山は、後半ロスタイムにDF後藤圭太がゴールを決めて、1-0で勝利。開幕5戦目で嬉しい今季初勝利を挙げている。

 序盤からボールを保持する横浜FCは、前半9分にMF武岡優斗のクロスに2試合連続スタメン出場のFW田原豊が合わせたが、ボールは左ポストを叩く。同18分にも横浜FCは、右SB野上結貴のクロスをPA内で田原が受け、ボールをMF内田智也に落とす。内田が右足を振り抜いたが、シュートは左に逸れて行った。25分にもMF中里崇宏から内田にパスが出ると、PA内までドリブルした内田が左足でシュート。しかし、これも左サイドネットに外れて行った。内田は33分にも決定機を得たが、シュートはGK中林洋次に抑えられた。

 前半、岡山にシュートを打たせずに、試合の主導権を握った横浜FCだが、後半もゴールが遠かった。MF小野瀬康介、MF佐藤謙介、FW黒津勝を交代出場させ、攻撃に変化を付けようとするが、粘り強い守備を見せる岡山の守備を崩せない。後半36分にはMF松下裕樹が右サイドで得たFKから、直接ゴールを狙ったが、シュートはGK中林洋次のセーブに阻まれる。同38分にも左サイドから松下がFKをゴール前に入れると、ファーポストでフリーになっていた野上がヘディングシュート。しかし、これは右に外れて得点を挙げることができなかった。

 耐え抜いた岡山が残り5分を切り、猛攻を見せる。後半41分には途中出場したFW荒田智之がPA外から右足でシュート。しかし、ボールはクロスバーを叩いて、得点を挙げることができなかった。ここではゴールを決めることができなかったが、ロスタイムに歓喜が待っていた。

 右サイドからFW上條宏晃がクロスを上げると、ニアサイドの低いボールにDF植田龍仁朗が飛び込む。ここにDFを引き付けると、流れたボールをゴール前でDF後藤圭太が右足ボレーで叩く。これが決まり、土壇場で岡山が先制点を挙げた。

 連敗を避けたい横浜FCも、試合終了まで攻めたが、最後まで得点を挙げることはできず。3試合連続ノーゴールの横浜FCは、5試合で1勝2分2敗と黒星が先行した。一方、開幕から未勝利だった岡山は、今季初勝利を記録。影山雅永監督は「難しい試合を何とかモノにできて嬉しいです。前節、岡山で引き分けたときに『またか』というため息があった。そういうことを感じていましたし、どうしても勝ちたい気持ちがあった」と、目を細めつつ「一つ勝ちましたが、まだまだ先は長い。42試合が終わったときに上位にいられるように、良いところ、悪いところを見て今後につなげていきたい」と、気を引き締めた。

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