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鳥栖、FW豊田のハットトリックで先行も磐田がドローに持ち込む…前田はゴールなし

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[3.30 J1第4節 磐田3-3鳥栖 ヤマハ]

 ジュビロ磐田はホームでサガン鳥栖と対戦し、3-3で引き分けた。ナビスコ杯で2連勝を達成し、勢いに乗る磐田だったが、今季リーグ戦初勝利はまたもお預けとなった。なお、注目のFW前田遼一のゴールはこの日もなかった。対する鳥栖は、エースのFW豊田陽平がハットトリックの活躍を見せたが、前節4失点を喫した守備陣がこの試合でも踏ん張りきれず、今季3試合目の引き分けに終わった。

 前半から鳥栖が優勢に試合を進めた。前半9分、左サイドからMF水沼宏太がクロスを上げると、ファーサイドに走り込んだFW豊田陽平が頭で押し込み、先制に成功。さらに同34分、左サイドからMF藤田直之がCKを蹴り入れると、ゴール前で体の強さを見せた豊田が、頭で合わせてリードを広げた。

 だが前半のうちに磐田も1点を返す。ロスタイムに得たCKのチャンス。サインプレーからペナルティーアーク付近でグランダーのボールを受けたMF山田大記が左足を一閃。クロスバーを直撃するもそのままゴールラインを割った。

 後半に入っても点の奪い合いとなる。まずは鳥栖が追加点。後半6分、右CKをまたも豊田が頭で合わせる。11年10月30日の岐阜戦以来自身2度目、J1では初となるハットトリックでリードを再び2点に広げた。

 しかしここから磐田が意地を見せる。後半17分、右サイドから途中出場のMF小林裕紀がクロスを上げる。ファーサイドでMF山本康裕が頭で合わせるがGK赤星拓が防ぐ。だがこぼれ球を受けた山本康からパスを受けたMF松浦拓弥が押し込み、1点差に迫る。さらに同26分、右サイドを抜け出したDF駒野友一の狙い澄ましたクロスがファーサイドで待つFW金園英学の頭をとらえる。ジャストミートしなかったが、これが功を奏し、ループ気味にGKの頭を越えたシュートは、DF小林久晃の懸命のクリアも実らず、ゴールネットを揺らした。

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