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J1で苦戦する大分、元日本代表DF高木「継続していくしかない」

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[3.30 J1第4節 柏3-1大分 柏]

 初勝利が遠い。4年ぶりにJ1復帰をはたした大分トリニータだが、ここまでリーグ戦2分2敗。ナビスコ杯を含めても3分3敗といまだ勝利がなく、厳しい戦いを強いられている。

 柏レイソル戦でも勝機がなかったわけではない。前半は柏に完璧なゲーム運びを許すが、最少失点で後半を迎えると開始からペースをつかんで同点に追いつき、あわや逆転という場面も何度も作った。

「決定力や球際の激しさといった課題はあるけど、チャンスは作れているし、継続していくしかない」。今シーズン神戸から加入した元日本代表DF高木和道は、敗戦の悔しさをかみ殺して前を向いた。

 たしかに大分はチャンスを作れている。それを証明するように、今シーズンの公式戦6試合で無得点の試合は1試合もない。新加入のMFロドリゴ・マンシャが「運があれが2~3回入っていた」と言うようにこの日のスコアが逆になっていた可能性もある。

 懸念されるのは守備だ。無得点の試合がないのと同時に、完封した試合もない。公式戦6試合で11失点を喫した守備の立て直しが急務といえる。

 3バックのリベロとして守備を統率する高木は「(結果的に)負けているのでよくはないけど……。うまく守れている部分もある」と手応えを口にしていた。まずは4年ぶりの勝ち点3、そして上位進出を目指す。

(取材・文 奥山典幸)

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