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J1記録まであと1、大宮が不敗記録を16に伸ばす

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[4.6 J1第5節 F東京0-1大宮 味スタ]

 大宮アルディージャは敵地でFC東京を1-0で下し、昨年9月から続くリーグ戦の不敗記録を16に伸ばした。3勝2分で勝ち点を11に伸ばした大宮。今年の大宮は一味違う。

 前半はお互い決定力を欠いた。まずは大宮。前半13分、右サイドからMF渡邉大剛がクロスを入れると、中でFWズラタンとGK権田修一が競り合う。ボールはゴール方向にこぼれるが、権田に外にかきだされ、得点とはならなかった。

 FC東京も前半41分、右サイドを抜け出したFW李忠成がファーサイドにクロスを送る。しかし戻ったDFにカットされ、シュートまで持ち込めなかった。

 後半も同様の展開が続いたが、ついに後半33分、大宮に待望のゴールが生まれる。左サイドでFKを獲得すると、DF下平匠がクロスを中に入れる。ゴール前の混戦に権田が飛び出すが触れず、後ろにいたズラタンの頭にドンピシャで合う。ボールは無人のゴールに吸い込まれ、大宮に先制ゴールが生まれた。

 ズラタンの今季初ゴールを守り抜いた大宮。エースFWノヴァコビッチを負傷で欠く中、貴重な勝ち点3を手にした。

 昨年から続くリーグ戦の不敗記録を16に伸ばした大宮。J1記録は09年に鹿島が記録した17戦。次節のC大阪戦でタイ記録、次々節の浦和とのさいたまダービーで新記録と夢は膨らむ。だが試合後ベルデニック監督は、「個人的には記録は気にしていない。1試合1試合結果を残すことが大きな目標。リーグ戦の目標は上位を狙うこと。ですが我々は、常に残留争いを繰り返していたチームだということを忘れてはいけないのはいけません」と冷静だった。

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