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J1で300試合出場達成、玉田の3試合連続ゴールなどで名古屋が公式戦8戦不敗

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[4.13 J1第6節 名古屋2-0新潟 豊田ス]

 名古屋グランパスが確実に勝ち手3を手にした。豊田スタジアムでアルビレックス新潟と対戦した名古屋は、前半13分にこの日J1通算300試合出場を達成したFW玉田圭司がPKを沈め先制。同32分にもFW田中輝希の得点でリードを広げた。2-0で勝利した名古屋はこれで公式戦8戦負けなし(4勝4分)。開幕直後は苦しんだ名古屋だが、名古屋らしさが戻ってきた。

 効率よく名古屋が得点を積み重ねた。まずは前半13分、PA内にしたMF小川佳純がMFレオ・シルバに倒され、PKを獲得。これをJ1通算300試合出場のFW玉田圭司がど真ん中に蹴り込んだ。玉田の湘南戦、柏戦に続くリーグ3試合連続ゴールで先制に成功した。

 さらに名古屋は前半32分、右サイドPA内に侵入した玉田がDF3人を引き付け走り込んだ小川にパス。小川がGKを引き付け中に折り返すと、FW田中輝希が無人のゴールに押し込んだ。前節柏戦でJ1初ゴールを決めた田中輝の2試合連続ゴールでリードを広げた。

 新潟も入りは悪くはなかった。だが前半15分のFWブルーノ・ロペスのクロスをFW田中達也が合わせたシュートが右に流れる。前半シュート数では上回った新潟だが、得点が生まれることはなかった。

 個の能力で上回る名古屋。後半も正確なドリブルやパスからチャンスを作った。15分の小川が斜めに入れた鋭いパスに抜け出した田中輝が決定的なシュートを放つ。これはGK黒河貴矢の好セーブに防がれたが、名古屋がボールを保持し試合を進めた。

 お互い交代枠を使いながら試合を進める。名古屋は後半26分、FW矢野貴章に代えて10日のナビスコ杯大分戦で復帰したFWケネディを投入。同39分には同じく途中出場のMFヤキモフスキーのクロスに飛び込むが、わずかに合わなかった。

 試合のトータルシュート数では上回られた名古屋だが、確実にチャンスをものにし、2-0で勝利した。2試合連続ゴールの田中輝は「ズミさん(小川)がよく粘ってくれた。押し込むだけだった」と笑顔を弾けさせていた。

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