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ACLショック払拭!!寿人の2発で広島が今季ホーム初勝利

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[4.14 J1第6節 広島2-0鳥栖 Eスタ]

 ACL敗退のショックを払拭した。サンフレッチェ広島はホームでサガン鳥栖と対戦し、FW佐藤寿人の2得点で2-0で快勝した。10日のACL浦項スティーラーズ戦(1-1)でグループリーグ敗退が決まった広島だが、公式戦4試合ぶりの勝利。ホームでは今季公式戦6試合目で待望の初勝利となり、佐藤は「待たせてしまっていたし、ACLが非常に悔しい結果になったので、ここからリーグで上を目指していきたい」と安堵の表情だった。

 前半は静かな立ち上がりとなった。シュート数は広島が1本、鳥栖が0本。前半22分のMF高萩洋次郎のロングシュート以外にシュートシーンはなく、互いにチャンスらしいチャンスをつくることはできなかった。

 スコアレスで折り返した後半4分、エースが試合を動かす。広島はMFミキッチが右サイドからクロスを入れると、DF丹羽竜平の体に当たってこぼれたボールを佐藤が振り向きざまに左足ボレー。体を投げ出しながらのアクロバティックなシュートを叩き込み、先制点を奪った。

 2得点を挙げた3月30日の清水戦(4-0)以来、2試合ぶりのゴールを決めたエースの勢いは止まらない。後半14分にもミキッチの右クロスからこぼれ球をMF山岸智がヒールで流し、高萩が右足でシュート。これをゴール前の佐藤が体ごとコースを変え、ゴールに押し込んだ。

 昨季のJリーグMVP&得点王が本領発揮の2得点。後半31分にはMF森崎和幸からの絶妙なパスを受けた高萩のシュートがポストを直撃するなど、その後も果敢に追加点を狙った。

 なかなか反撃の糸口をつかめない鳥栖。後半38分、MF水沼宏太に代わってMF清武功暉がピッチに入ると、直後の40分に清武がドリブルからミドルシュートを放つ。しかし、DFのブロックに阻まれ、最後まで1点が遠かった。そのまま0-1で敗れた鳥栖はこれで公式戦3試合連続の零封負け。公式戦6試合連続で勝利から遠ざかっている(2分4敗)。

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