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岐阜が今季8戦目で待望の初得点&初勝利

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[4.14 J2第8節 松本1-2岐阜 松本]

 FC岐阜が待望の今季初得点&初勝利を挙げた。開幕から7試合連続の無得点で勝利のなかった岐阜(2分5敗)。松本山雅FCのホームに乗り込んだ一戦で2-1の逆転勝利を飾った。

 前半は松本のペースだった。前半12分にFW船山貴之、同26分にはMF岩沼俊介が果敢にシュートを狙う。岐阜も前半30分、右CKにFW樋口寛規がヘディングで合わせたが、ゴール上へ。10日に清水から期限付き移籍での加入が決まったばかりの樋口はいきなりの先発起用に奮闘したが、先制したのは松本だった。

 前半41分、左サイドで岩沼からパスを受けたMF鐡戸裕史が左足でゴール前にクロス。これが強風に乗り、そのままゴールマウスに吸い込まれた。岐阜とすればアンラッキーな形での失点。そんな嫌な流れを一変させたのが、途中出場のDF新井辰也だった。

 故障明けで今季2度目のベンチ入りを果たした新井は後半25分からピッチへ。今季初出場を果たすと、後半34分、MF染矢一樹の左クロスに打点の高いヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。新井のJ初ゴールが貴重な同点弾となり、チームにとっても今季8試合目で待望のシーズン初ゴールとなった。

「今までケガをしていて、先発はないと思っていたけど、途中から出たら結果を出してやろうと思っていた。リハビリの期間が長かったので、チームに貢献できるように、その一心だった」。これだけでは終わらない。後半39分、再び染矢の左クロスからニアサイドで樋口がつぶれると、ファーサイドに走り込んだ新井が頭で押し込んだ。

 2-1の逆転勝利。新井の2発で今季初白星を手にした。行徳浩二監督は「ケガ人も多くて勝利が遠かったが、新しい選手が加入して、勢いに乗って試合ができた。新井もケガから復帰していきなりだったけど、いい仕事をしてくれた」と感謝。「昨年同様、8戦目での初勝利となったけど、これからも一戦一戦大切に戦っていきたい」と安堵の表情を浮かべていた。

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