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ホーム5戦全勝!首位・神戸が北九州振り切る

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[4.17 J2第9節 神戸2-1北九州 ノエスタ]

 J2第9節が各地で行われ、首位のヴィッセル神戸がMFマジーニョの決勝ゴールによって、2-1で19位・ギラヴァンツ北九州を破った。

 ホーム4戦全勝の神戸がこの日もホームで強さを発揮した。高いラインを引く北九州のプレッシャーに悪い形でボールを奪われ、MF鈴木修人にシュートまで持ち込まれるなど、序盤はボールこそ保持していたが、決定的な場面をつくることができなかった。

 それでも前半26分、神戸はこの日初のCKをゴールへ結びつける。マジーニョの右CKをファーサイドのCB河本裕之が下がりながら頭で合わせると、クロスバーをかすめてこぼれたボールをFW小川慶治朗が左足で蹴り込んでリードを奪った。

 だが、北九州は33分にFW大島秀夫の北九州移籍後初ゴールで同点に追いついた。北九州は鈴木のフィードをFW渡大生が左中間から中央へ頭で折り返すと、胸トラップした大島が右足一閃。GKの指先を抜けたボールはそのままゴール左上へ突き刺さった。

 だが、神戸は直後に相手のミスを突いて勝ち越し点を奪う。36分、右サイドからマジーニョが左足FK。これを跳ね返した北九州はPA外から組み立てようとするが、神戸は右中間でミスパスをインターセプトした小川のスルーパスから、PAへ走り込んでいたマジーニョが右足で勝ち越しゴールを流し込んだ。

 再び追う立場となった北九州は徐々にボールを保持する時間を伸ばしたが、前半41分に大島のポストプレーから抜け出したMF森村昂太の強烈な左足シュートはGK正面。後半15分にCB渡邉将基が放った右足ミドルはGK山本海人の好守に阻まれてしまった。

 出場停止明けのFWポポが積極的にシュートを放つなど最後まで攻めた神戸は2-1で勝利。決勝点のマジーニョは「勝ち点3を取れて本当に嬉しい。(決勝点は小川)慶治朗がいいパスをくれて、決めることができて良かった。ホームで負けないことは大事。アウェーでもしっかりと勝ち点を取れていると思うので、このまま続けていきたい」。全勝のホーム、そしてアウェーでも勝ち点を重ねて1シーズンでのJ1復帰を果たす。

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