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舩津が劇的ロスタイム弾、富山が粘る岐阜を振り切る

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[4.17 J2第9節 岐阜2-3富山 長良川]

 カターレ富山は後半ロスタイムの決勝点でFC岐阜を3-2で下した。富山は4試合ぶりの白星。前節・松本戦(2-1)で今季初得点&初勝利を挙げた岐阜は0-2から追いつく粘りを見せたが、最後の最後で力尽き、連勝はならなかった。

 富山は前半21分、左CKのセカンドボールをMFソ・ヨンドクが右足ミドル。果敢にゴールを狙い、岐阜を押し込んだ。前半40分にはソ・ヨンドクが右サイドのスペースに絶妙なスルーパス。MF國吉貴博がマイナスに折り返したボールをフリーのMFキム・ヨングンが左足で合わせたが、シュートはわずかにゴール左へ外れた。

 決定機を逃した富山だったが、その1分後に先制に成功する。前半41分、再び國吉が右サイドから左足で上げたクロスボールをFW西川優大が右足ボレーで押し込んだ。後半も富山ペースで続く。後半13分には左サイドから崩し、西川のクロスにソ・ヨンドクが頭で合わせる追加点。2-0とリードを広げた。

 なかなかシュートを打てずにいた岐阜だったが、終盤に驚異的な粘りを発揮する。まずは後半39分、DF尾泉大樹の右後方からのFKに途中出場のFW中島康平が頭で合わせ、1-2。後半41分には相手PA内でDFデズモンドがFW中島康平を倒し、PKを与えたが、MF朝日大輔のキックはGK時久省吾が弾き出し、絶体絶命のピンチをしのいだ。

 すると後半43分、再び尾泉のFKからこぼれ球をDF益山司が頭でつなぎ、最後はデズモンドが豪快な右足ボレー。PK献上の汚名を返上する同点弾となった。2点ビハインドを追いつき、このまま引き分けかと思われたが、富山は後半ロスタイム、MF木村勝太からのスルーパスに走り込んだDF舩津徹也が豪快に左足を振り抜き、劇的な決勝点。PK失敗、さらには2点リードを追い付かれる展開の中、貴重な勝ち点3をもぎ取った。

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