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打ち合い制した川崎Fが仙台下し今季初白星

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[4.20 J1第7節 川崎F4-2仙台 等々力]

 川崎フロンターレが今季7試合目にしてようやく初勝利を手にした。川崎Fはホームでベガルタ仙台と対戦。前半25分にFW大久保嘉人が今季チーム初となる先制点を蹴り込むと、前半だけで3得点を奪う。後半は打ち合いをなったが、4-2で制した川崎Fが今季初勝利を飾った。

 今季ここまでいまだ未勝利の川崎F。今節はMF中村憲剛が左内転筋痛でベンチ入りメンバーからも外れた。苦戦が予想された川崎Fだが、前半からゴールラッシュを見せることになる。

 前半25分、カウンターからFWレナトがゴール前まで持ち上がると、中央から右サイドに流れた大久保にスイッチするようにパス。大久保は落ち着いて右足で決めて先制点を奪う。川崎Fにとっては今季リーグ戦7試合目にして初の先制に成功した。

 さらに勢いに乗る川崎Fは前半28分、今度はMF小林悠が受けたアーリークロスがDF和田拓也のハンドを誘いPKを獲得。これをレナトが蹴り込みリードを広げる。さらに同40分にはレナトが豪快にダイレクトミドルをゴール右隅に蹴り込み、前半だけで3点のリードを奪った。

 だが川崎Fにもアクシデント。2得点のレナトが負傷交代を余儀なくされ、後半開始からMF稲本潤一が投入された。対する一方的にやられていた仙台も後半からFW柳沢敦に代えて4試合ぶりの復帰を果たしたFW赤嶺真吾を投入。PKを与えてしまった和田に代えてDF蜂須賀孝治をピッチに送り込んだ。

 後半最初に得点を奪ったのは仙台だった。4分、右サイドからMF太田吉彰がクロスを上げる。これをファーサイドで頭で合わせたMF梁勇基が押し込み、沈黙を続けていた仙台が反撃を開始した。

 しかし、この日の川崎Fは違った。後半8分、大久保が豪快にグラウンダーのミドルシュートをゴール左隅に蹴り込み、再びリードを3点に広げた。

 まだまだ得点が入る。今度は仙台。後半16分、右サイドからのCKをDF石川直樹が直接頭で合わせて得点した。

 その後は仙台の猛攻を川崎Fが耐える展開が続く。後半38分には小林を下げてDF中澤聡太を投入。同43分にはMF登里享平が左太もも裏を痛め、またしても怪我人を出してしまうが、DF山越享太郎をピッチに送り込み、守備を厚くして対応。リードを守り抜いた川崎Fが打ち合いを制し、今季初の勝ち点3を手にした。

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