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FC東京がリーグ戦連敗を4で止める、渡邉「今日は何としても勝ちたかった」

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[4.20 J1第7節 FC東京3-1名古屋 味スタ]

 FC東京名古屋グランパスを3-1で下した。FC東京はリーグ戦の連敗を4で止めた。公式戦で数えても3月23日のナビスコ杯・鹿島戦(4-2)以来、6試合ぶりの白星を手にした。

 いい形で試合に入ったのはFC東京だったが、先制点は名古屋に生まれた。前半30分、左サイドからMFダニルソンがクロスを上げると、この日先発復帰を果たしたFWケネディがヘディングシュートを決めて、名古屋が先に試合を動かした。

 だがリーグ4連敗中と負けられないFC東京も前半終了間際に同点弾を奪う。前半ロスタイム、右サイドを突破したDF徳永悠平がDF本多勇喜に倒されPKを獲得。このPKをFWルーカスがGK楢崎正剛にコースを読まれながらも、左サイドに押し込み、前半ラストプレーで試合を振り出しに戻した。

 後半もペースを握ったのはFC東京。6分、今度は右サイドでボールを受けたDF森重真人がエリア内でDF田中隼磨に倒される。井上知大主審はPKを指示。これをまたもルーカスが、今度は楢崎の逆を突くPKを左隅に決めて逆転に成功した。

 さらに攻勢を強めるFC東京は後半14分、徳永が高い位置でボールを奪うと、FW渡邉千真に横パスを出す。渡邉は思い切ってミドルシュートを狙うと、DF田中マルクス闘莉王の股を抜けたボールは楢崎の左脇を抜け、ゴール右隅に吸い込まれていった。

 その後も落ち着いた試合運びを見せるFC東京に対し、名古屋はラフなプレーが目立ち始める。警告が増え、後半40分にはMF田口泰士がこの日2枚目のイエローカードを貰ってしまい、退場。全く粘りを見せることなく、第2節の浦和戦(0-1)以来、公式戦9試合ぶりの黒星を喫した。

 ダメ押しとなる3点目を奪った渡邉は、「今日は何としても勝ちたかった。僕たちもそうですが、サポーター、ファンの方も苦しんだと思う。みんなでつかんだ勝利だと思う」とホッとした表情を浮かべていた。

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