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リーグ戦初の完封勝利、“得点王”豊田に仕事をさせなかった柏DF陣

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[4.20 J1第7節 鳥栖0-3柏 ベアスタ]

 6試合6得点。日本代表待望論も出ているサガン鳥栖のFW豊田陽平だが、チャンスらしいチャンスは、前半3分にCKから放ったヘディングのみ。その後、80分以上にわたって柏レイソルの両センターバック、DF近藤直也とDF渡部博文に封じ込められた。

 柏のネルシーニョ監督も「鳥栖のストロングポイントは、ロングボールを豊田に当ててからの2次攻撃」と警戒していた。柏は、前線からプレスをかけてロングボールの出どころを封じるのではなく、豊田のところで跳ね返すことで鳥栖をリズムに乗らせなかった。

 リーグ戦初出場となった渡部は「今日、自分に与えられた役割は跳ね返すこと。忠実にこなせた」とリーグ屈指のセンターフォワードに仕事をさせなかったことに胸を張った。

 リーグ2位タイの11得点を挙げている柏だが、13失点はリーグワースト。13失点のうち5失点を前半15分までに喫している。この試合でも立ち上がりから鳥栖がペースをつかみ、立ち上がりからセットプレーでチャンスを作られたが、序盤の守勢を上手くしのぐと、前半13分にはFWクレオのゴールで先制した。

「1点先に取ってしまえば、うちもしっかりと守備のブロックを引いて守ることができる」。今シーズン初の完封に貢献した守備の要、近藤は守備力が低いわけではないことを強調した。実際、鳥栖の攻撃の時間が長かったが、危険なシーンはほとんどなかった。堅い守備からのショートカウンター。これが“強い柏”のイメージだ。

 公式戦4試合ぶりに勝利をつかんだ柏は、23日に控えるACL第5節貴州人和戦に向けて弾みをつけた。しかし、近藤は早くも気持ちを切り替えていた。「対戦相手を分析して、今日のように相手のストロングポイントを抑えて。ホームですし、勝って決勝トーナメント進出を決めたい」。2年連続となる16強入りに向けて、盤石の状態で試合に臨めそうだ。

(取材・文 奥山典幸)

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