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玉林のヘッド弾で松本が3試合ぶり白星…福岡は6試合ぶり黒星

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[4.28 J2第11節 福岡0-1松本 レベスタ]

 松本山雅FCが敵地でアビスパ福岡を1-0で下した。前節の東京V戦は積雪のため延期となった松本だが、連敗を2で止め、4月最終戦を白星で飾った。5戦敗けなしが続いていた福岡は3月24日の札幌戦(0-1)以来の敗戦となった。

 前半のワンチャンスを生かして松本が先制に成功した。45分、左サイドからMF楠瀬章仁がロングスローを入れると、長身を生かしFW長沢駿が競り勝つ。ファーに流れると、走り込んだMF玉林睦実が頭で押し込み、敵地での先制点を手にした。

 シュート数では上回ったものの、決定力を欠いた福岡。後半からは松本のFW船山貴之の兄、MF船山祐二を投入し同点ゴールを奪いに行く。

 だが最初にチャンスを作ったのも松本だった。後半19分、船山貴のパスで楠瀬が抜け出すと、GKを引き付け逆サイドの長沢にパス。しかし無人のゴールに流し込むだけのはずが、枠を大きく外してしまった。

 福岡は松本の固い守備を崩すことが出来ない。マリヤン・プシュニクが前節の千葉戦で退席処分を受けたため今節はベンチ入り停止。代わって指揮を執った池田太ヘッドコーチが最後まで大声で選手を鼓舞したが、ホームで完封負けを喫してしまった。

「シュン(長沢)が競っていたので信じて走り込みました」。決勝点の場面を笑顔で振り返った玉林は、「最近勝てていなかったので勝つことができてよかった」と3戦ぶりの白星を素直に喜んでいた。

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