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新潟FW川又がJ1初ゴール、清水は公式戦7試合ぶりの黒星

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[5.3 J1第9節 清水1-2新潟 アイスタ]

 アルビレックス新潟はFW川又堅碁のJ1初ゴールなどで清水エスパルスに2-1で競り勝ち、2試合ぶりの白星を飾った。最近4試合でわずか1失点だった清水だが、DFカルフィン・ヨン・ア・ピンの負傷欠場もあり、2失点。3月30日の広島戦(0-4)以来、公式戦7試合ぶりの黒星を喫した。

 右太腿痛でヨン・ア・ピンを欠く清水はボランチのMF杉山浩太がCBに入った。一方の新潟は故障を抱えるFWブルーノ・ロペス、FW田中達也がベンチスタート。本職は中盤のFW成岡翔が川又と2トップを組んだ。

 清水は前半9分、MF石毛秀樹が右足ミドルを放つが、GKの正面。新潟も直後の10分、DF川口尚紀の右クロスからこぼれ球を成岡が左足で狙ったが、シュートは枠を捉え切れなかった。新潟は前半28分に早くも動く。MF藤田征矢に代えて田中達を投入。田中達は前線に入り、成岡が2列目にポジションを下げた。

 両チームともに堅い守備からカウンターをうかがう一進一退の攻防は、後半立ち上がりに動いた。新潟は後半7分、田中達が右サイドに展開したボールを川口がダイレクトでクロス。これを川又が競り合いながらヘディングで叩き込んだ。

 昨季、期限付き移籍していた岡山で18ゴールを記録し、今季から新潟に復帰した川又にとって、うれしいJ1初ゴール。後半9分にも川口の右クロスから川又がニアでつぶれ、逆サイドでフリーの田中亜が右足で狙ったが、シュートはゴール上に外れた。

 勢い付く新潟は後半13分、田中達から田中亜、川又と細かくつなぎ、最後はこぼれ球を成岡がゴール左隅に流し込む追加点。成岡の2試合連続ゴールで2-0とリードを広げた。

 清水は後半39分、右45度からのFKをDFイ・キジェが左足でゴール前に入れると、ボールはDF平岡康裕の頭をかすめてゴールへ。1-2と1点差に追い上げたが、同点に追いつくことはできなかった。

 貴重な先制点で勝利に貢献した川又は「気持ちが強い人にボールがこぼれてくると思っていた。味方からいいボールが来て、合わせることできてよかった」と、待望のJ1初ゴールを振り返り、「もっと入れられるところはあった。次はそういうところを決めていけるようにしっかり練習したい」と貪欲に話していた。

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